蛇蠍のごとく (文春文庫)

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著者 : 向田邦子
  • 文藝春秋 (1998年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167277161

蛇蠍のごとく (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • だいぶ時代背景が古くなってしまったが、いい加減な性格も几帳面な性格もどちらもそれなりに捨てがたい魅力がある?という話

  • さすが向田邦子。といっても、これはほかの方がシナリオを小説に書き換えたもので、読もうか迷っていました。読んでみると違和感なく、一気に向田邦子の世界に引き込まれました。それぞれがそれぞれの思惑の中でいろいろなことを考え行動し、でも、本当の悪人はいなくて、憎めず、くすりと笑える。この巧妙さ、情けなさ、人のおかしさ、向田邦子さんは人を見る眼差しが温かいのだなあと毎回思う。

  • 父の三回忌の帰り、飛行機の中で読むために購入。機内でイッキ読み。
    いやあ、ラストに向けて主人公が「蛇蝎のごとく」忌み嫌っていた主人公の娘の元不倫相手を、好きになる、とまではいかないが憎からず思うようになるというか、なんとなく同志と思うようになるというか?、あ、いや「乃木大将とステッセル」みたいになっていく。
    で、ラストの夕暮れの雑踏の中で2人がばったり会うシーン、しびれますねぇ。さすがだなぁ。

  • 内容はまあ普通。
    話自体がそこまで長くないので、娘の父親と不倫相手が意気投合する心理描写にはあまり共感できなかった。この辺はドラマありきな感じがする。
    家族熱の方が話に厚みがあった分、面白かったかな。

  • タイトルがいいよねえ!
    蛇蝎のごとくって!
    さすが向田邦子ですよ!
    壮年になって初めて、不倫に踏み込みかけたところで、自分の娘が妻子ある男と同棲しようとしているのを知った父親を中心にした喜劇。
    シビアだけれど会話のテンポが良く、登場人物も皆、憎めない。
    主人公と娘の不倫相手、主人公の妻と娘の不倫相手の妻の二組のいびつな連帯感が、奇妙ではあるけれどあるわー、と納得。
    ただ、向田邦子の脚本を他の方が小説に書き直したものなので、会話文と地の文に差が出てしまったのが残念。

  • 冬の運動会がよかったので。なんだか設定が似てたけど誰にも共感できず、好感も持てず。

  • 会社の女子社員との不倫を計画したその日、娘が妻子ある男と同棲を始めることを知り…他者によるノベライズ

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4167277166
    ── 向田 邦子《蛇蝎のごとく 198603‥ 新潮文庫 199808‥ 文春文庫》
    ── 向田 邦子・脚本《蛇蝎のごとく 19810110-0124 NHK 土曜ドラマ》
     
     好きな相手にされたいことを、嫌いな相手にされると不愉快になる。
     肘鉄砲は、右手で払いのけるのは拒絶だが、左手なら「いいわよ」で、
    「いやよ駄目よは好きのうち」だそうだ。
     
     その場で引っぱたくのが、いちばん分りやすいのに、どうして忘れた
    ころに問題視するのか。与太郎の乏しい経験によれば「どうしても困る」
    相手に迫られて、その手をつよく振りきったことはある。
     
     あるいは、北新地のバーテンが、無駄足を踏ませた詫びに、なにがし
    かのチップを握らせようとしたので、つよく振りほどいたこともある。
     いくらなんでも主客転倒だと思ったが、その程度の客に見られたのだ。
     
     ただし、女たちが痴漢に会った話を始めると、だれひとり未経験者を
    名乗る者がいない。痴漢にだって好みはあるはずだが、なぜか。
     パッとしない女が、旅先で話しかけてきた男を、蛇蝎のごとく語る。
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4122055660
    ── 吉行 淳之介《不作法のすすめ 1973‥‥ 角川文庫 199112‥ 光文社文庫 20111122 中公文庫》
     
     吉行 淳之介 作家 19240401 岡山 19940726 70 /エイスケ&あぐりの長男
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B5%C8%B9%D4+%BD%DF%C7%B7%B2%F0
     
    (20120503-20130903)
     

  • スペシャルドラマを見たので読んでみた

    小説だと心情描写があるので、個々の感情がわかりやすくていい

    お父さんは堅物という事ですが、行動を見る限りはそんなには見えないけどなぁ・・・
    ま、言動とか考え方はそうなのかもしれないけど
    でもやっぱりねぇ

    ま、そこがリアルな人間描写って事か

  • 登場人物の会話の妙!おもしろい。

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蛇蠍のごとく (文春文庫)の作品紹介

小心・真面目なサラリーマン古田は、近く退社するという部下の女子社員と一世一代の不倫を計画していた。だが、その当日、妻が会社に来る。娘が妻子ある男と同棲を始めようとしていたのだ。「遊びか、真剣か」とつめよる古田に男は「遊びだ」とうそぶく。不倫をテーマに、微妙な人間心理と家族のあり方を描く。

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