出雲の鷹 上 (文春文庫 282-7)

著者 : 南條範夫

• 文藝春秋 (1984年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ktakeuchiさんの感想 · 2011年10月18日]

山中鹿之助を書く。
尼子氏とかほとんど知らないので、これはこれで面白いけど、並行して読んでいる「桔梗の旗風（明智光秀）」とほとんど区別がつかない。

[kiyosiさんの感想 · 2010年7月15日]

毛利家の計略により分裂滅亡した尼子。尼子再興にかける山中鹿之助。

[BullManさんの感想 · 2009年1月5日]

全2巻。

名前は知ってる山中鹿之介。
のお話。

あいかわらず淡々めな文体。
迫力には欠ける。
事件の羅列的な箇所も有り。
伏線回収しきれてない感もちょい有り。
なのになんだろね。
話が面白いからか。
人のチョイスが良いからか。
結構引き込まれます。

不屈だなあ。
この人。

著者プロフィール

明治四十一年（一九〇八年）、東京・銀座に生まれる。代々医師の家の生まれ、東京大学法学部、経済学部を卒業。小説家のほかに経済学者の顔を持ち、長く大学で経済学の教鞭をとる。昭和三十一年「燈台鬼」で第三十五回直木賞を受賞。一躍人気作家となり、時代小説、歴史小説を執筆するようになる。デビュー作『出べそ物語』、『子守の殿』（オール読物新人賞）『細香日記』で吉川英治文学賞を受賞。人気シリーズとして「月形兵庫シリーズ」はよく映像化されている。昭和五十四年（一九七九年）死去。

「2023年 『傍若無人剣』 で使われていた紹介文から引用しています。」