英雄色を好む: 小説伊藤博文 (文春文庫 な 6-11)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167282110

感想・レビュー・書評

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  • この本はいとうの物語よりも、周りを取り巻く人々の複雑な恋愛関係にときめいてしまうのだが。とくに栄太周辺。というかこの本の栄太はかわいい。「富子は彼の夢となり、詩となった」この表現がこっぱずかしいけど好き。

  • この伊藤博文はひどかったけどよかった…
    高杉てんてーとの逃避行萌えた

  • 維新直後あたりまでを舞台にした伊藤博文の小説。明治期は本当に軽くさらった程度で少し物足りない。
    冒頭からの井上との交流が笑える。
    山縣が出て来る度に可哀相で好きです。何度も伊藤に出し抜かれているところがいい。吉田(栄太郎)が伊藤から見て別格扱いされている。入江兄弟との交流も書かれていて、村塾の足軽身分達の様子が盛り沢山。
    来原と桂と行動を一緒にしている期間が多く書かれていて、周旋家として活躍がメインな印象。来原さんが格好良い。

  • 伊藤博文入門第一段。明治の伊藤博文の方に興味があるので、ちょっと後半残念。打ち切りっぽい。次は何冊か伝記を読んでみますか。

  • 幕末中心。伊藤博文を初め、長州志士たちがほのぼのとしていて良し。
    明治を中心としたものが出たら本当に嬉しかった・・・。南條氏の御冥福を心よりお祈りいたします。

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著者プロフィール

明治四十一年(一九〇八年)、東京・銀座に生まれる。代々医師の家の生まれ、東京大学法学部、経済学部を卒業。小説家のほかに経済学者の顔を持ち、長く大学で経済学の教鞭をとる。昭和三十一年「燈台鬼」で第三十五回直木賞を受賞。一躍人気作家となり、時代小説、歴史小説を執筆するようになる。デビュー作『出べそ物語』、『子守の殿』(オール読物新人賞)『細香日記』で吉川英治文学賞を受賞。人気シリーズとして「月形兵庫シリーズ」はよく映像化されている。昭和五十四年(一九七九年)死去。

「2023年 『傍若無人剣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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