「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3100
感想 : 245
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167306038

感想・レビュー・書評

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  • 日本人独特の「空気感」の研究。戦艦大和が出航することを止められなかった空気等、後から考えればどうみても間違っていることが、当時の空気でよからぬ方向にいってしまうことがある。

  • いつもの通り一神教周りの博識駆使した社会評論
    評論なのだから同音反復読みにくいことに文句言っても仕方ないが
    売り物なのだからもう少し論旨明確に書いてくれてもよさげである
    内容はそうそうそうですねとしか言いようがない
    宗教でも空気でもふいんきでもなんでもよいのだが
    そういうものだからしかたないとしか
    社会評論は結論づけようがないな
    前も同じこと書いたな

  • 社会
    心理

  • 日常の中にある、なんとなくそうは言えない「空気」と言っているものの正体が顕れた読後感。対策が根本的な解決策があると救われた思いがしたのだが、残念。

  • 2018/07/15

  • <目次>
    「空気」の研究
    「水=通常性」の研究
    日本的根本主義について
    あとがき
    解説 日下公人


    2016.05.22 予約
    2016.06.17 読書開始
    2016.07.13 再度借りる
    2016.08.26 読了



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • "すごい本に出会った。
    「空気」の研究。日頃から「空気」をいろんな場で感じている。その(場の)「空気」とは何かを考えている本。
    どうして、「空気」が生まれるのか?発生するところをしっかり検証していく。これは、私が説明をするより、この本を読んで体験してほしい。"

  • 名著と言うことで、何とか読み終わったのだけれど…。内容が抽象的で、「臨在感的把握」や「情況論理」、「情況倫理」などの用語を用いた言い回しが小難しく、更には諄い文章でとにかく難解。取り上げている事件・事例も、イタイイタイ病の原因物質を巡る「公害問題」であったり、「共産党リンチ事件」や共産党宮本体制の路線変更、京都の「赤いピーナッツ」なる事件への共産党の態度であったり、よく知らないものばかり(それにしても共産党の事件を繰り返し論評するのは著者の思想的態度なのだろうか)。これらが説明なくいきなり論評されるので参った。それでもまだ、「空気の研究」は言わんとすることが分かったのだが、「「水=通常性」の研究」では内容の抽象度が増し、「日本的根本主義について」ではキリスト教のファンダメンタリズムが深く語られていて、難解な哲学書のよう。

    著者はとても博識であり、鋭い洞察を沢山含んでいることは分かるのだけれど、それがスッと理解できないのがもどかしい。本書の平易な解説書、ないのかなぁ。

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著者プロフィール

1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。
著書には『「空気」の研究』(文藝春秋)、『帝王学』(日本経済新聞社)、『論語の読み方』(祥伝社)、『なぜ日本は変われないのか』『日本人には何が欠けているのか』『日本はなぜ外交で負けるのか』『戦争責任と靖国問題』(以上、さくら舎)などがある。

「2020年 『日本型組織 存続の条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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