宮本武蔵 (文春文庫 つ 4-11)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167314118

作品紹介・あらすじ

京都郊外、一乗寺下り松での吉岡一門との死闘、関門・船島での佐々木小次郎との血闘など、いくたの修羅場でつねに勝利をおさめた孤高の剣聖の凄絶なる生涯を描破する。(桶谷秀昭)

感想・レビュー・書評

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  • 2015 8 19
    16冊

  • 津本陽は自身の剣道の腕自慢のせいか、「きりあい」のシーンの迫力が持味。武蔵の剣豪の側面にスポットをあてる。

    九州大学
    ニックネーム:φ

  • 関ヶ原、天草をも生き抜いた人物だという事や、
    小次郎との勝負の結果なども、この本で初めて知る。
    章ごとに綺麗にまとまっていたので、
    テンポ良く一気に読めた。
    合戦や試合の描写も緊張感があって良い。

  • (2003.03.07読了)(2003.01.10購入)
    <津本陽の宮本武蔵は、生活の様がよくわかる>
    吉川英治の宮本武蔵は、テレビで見ても、生活基盤がちっとも見えません。
    どうやって生活しているのだろう、と不思議に思います。
    それに対して、津本陽の宮本武蔵は、生活基盤が判るように書いて有りました。
    関が原に行ったのも、近所の人たちと、一緒に行っています。
    その後、関が原でまけたので、九州に渡ったようです。
    その後、伯父の道場を手伝ったり、江戸では、昔の仲間の屋敷に世話になったり、といった感じです。

    ☆津本陽さんの本(既読)
    「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 信長私記」津本陽著、新潮文庫、1994.09.01
    「夢のまた夢 一」津本陽著、文春文庫、1996.01.10
    「前田利家(上)」津本陽著、講談社文庫、1997.09.15
    「加賀百万石」津本陽著、講談社文庫、1999.09.15
    「乾坤の夢(上)」津本陽著、文春文庫、1999.12.10
    (「BOOK」データベースより)amazon
    宮本武蔵。天正12年美作国に生れる。幼名弁之助。幼少より武術に頭角をあらわし、激しくきびしい修行に熱中した。13歳で香取神道流有馬喜兵衛を撃殺。以来六十余度の真剣勝負。特に青春期は血なまぐさい他流試合にあけくれた。その凄絶なる孤高の剣を描破して、宮本武蔵像の決定版たる歴史大河長篇。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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