村の名前 (文春文庫 つ 8-1)

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  • 文藝春秋
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167316044

感想・レビュー・書評

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  • いったい何を読んだのか。そもそも何かを読んだのか。『村の名前』でさえ妙な世界に引きずり込まれて溺れそうだったのに、『犬かけて』にいたっては一光だに目にできなかった。村の名前は桃花源村。藺草を求めて中国に渡り、西瓜売りに出会い、犬肉を食らって給士の女と交ぐわう。ここに何も残らず、何も浮かばず。

    • chineseplumさん
      私はこの本が世に出たばかりのころに読みました。今も「何かを読んだ」感じが残っています。やるせなさ、というものでしょうか。
      私はこの本が世に出たばかりのころに読みました。今も「何かを読んだ」感じが残っています。やるせなさ、というものでしょうか。
      2015/02/16

著者プロフィール

辻原登
一九四五年(昭和二〇)和歌山県生まれ。九〇年『村の名前』で第一〇三回芥川賞受賞。九九年『翔べ麒麟』で第五〇回読売文学賞、二〇〇〇年『遊動亭円木』で第三六回谷崎潤一郎賞、〇五年『枯葉の中の青い炎』で第三一回川端康成文学賞、〇六年『花はさくら木』で第三三回大佛次郎賞を受賞。その他の作品に『円朝芝居噺 夫婦幽霊』『闇の奥』『冬の旅』『籠の鸚鵡』『不意撃ち』などがある。

「2023年 『卍どもえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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