ハマボウフウの花や風 (文春文庫 し 9-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167334055

感想・レビュー・書評

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  • 『ハマボウフウ』は草の名前だったのか。『浜暴風』だと大真面目に考えていた私は、この本によると小学生レベルらしい。シーナさんの短編集6編。これは『倉庫作業員』がベスト。映画化にもなったようだ。実直・ピュアな男性像がストレートに胸に響く。「好きな気持ちを正確にぶつけてみよう、例え恋人がいても、目の前できちんと断られたい」いい男だ。『三羽のアヒル』もアヒルの様子が可愛くて和んだ。その他は特に印象に残らないが、実体験が反映されている様なリアルがある。

  • 椎名誠に正直期待していなかった。ハマボウフウの花や風は切なく読んだ。三羽のアヒルは擬音語が面白いのだ。どの短編も心に優しい。書店へ行って椎名誠を買ってこよう。

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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