- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167334062
感想・レビュー・書評
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『週刊文春』に連載されていた「新宿赤マント」をまとめたものシリーズ第一弾。1990年1月4日号~12月13日号分が収録されている。なぜ急に椎名誠作品を今さら読みたくなったのか?というと、この週刊文春の連載が終了していたことを最近知ったからだった。「ひるめしのもんだい」が発売された当時、単行本を買って読んだはずなのだが、ほとんどのエピソードを覚えていなかった。。従って、初めて読む本のように新鮮な気持ちで読み進めることができた。改めて思ったことは、椎名誠のモノゴトの考え方に共感できる部分がいっぱいあるなということだった。例えば、杓子定規で融通の効かない役人にコノヤロ化するところとか、コトの本質や背後の意味を一切考えず、決められたことをやりぬくことに恭順する日本人にむむむ化したりなど。メガネスーパーが天龍を全日本プロレスから引き抜いて、プロレス業界に参入してきたのはこの時期だったのかと懐かしい記事も。この団体が提唱していた部屋別制度は結局上手くいかなかったし、やがて業界から手を引くことになるのだけど、時代というかタイミングが早すぎたのかもしれない。今、こういうスポンサーが出てきたらプロレスも面白くなる可能性があるのにな、とちょっとだけ思ったりした。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
通勤・通学、汗だくだく、昼間はとがり眼イライライラ、でも、夜にはビールで喉ごくごく。熱血エッセイ39篇
初椎名誠(のはず)
おかしい、かるく、くすくすっておかしい。
そう、日本人にタキシードは似合わない。イブニングドレスも似合わない、うんうん。
そして同じ日本人でも恥ずかしくて目をそらしたくなる集団も、たしかに、ある。