くじらの朝がえり (文春文庫)

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著者 : 椎名誠
  • 文藝春秋 (2003年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167334208

くじらの朝がえり (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『春画』に収録された話の時期とかぶる赤マントシリーズの11作目。同時期とは思えない文章の軽快さ、『春画』の時の精神状態や家族のことが一切書かれていないあたりが、考えさせられる。
    でもそんなことはどうでもいい、楽しくポンポンと読めてしまう文章こそが椎名さんの赤マントシリーズなのだ。

  • 「高速道路の入り口で物凄い渋滞になり、ゆうこも俺も何もすることがなくしばらく黙り込んでいた。こんな時、ゆうこがもう少し話をしてくれたらいいな、と思った。いや、そういう時は道路のことじゃなくて、彼女の昔の話とか、けだるい午後に考えていることとか――」(P52)
    「むかし書いた短編をベースにしてこんなふうに長編にリメイクするというのもアリなんだ、と知っていささかムネが騒いだ」(P72)
    「若い時の体の傷はすぐなおるが心の傷はなおりにくい。年寄りの体の傷はなおりにくいが心の傷はすぐなおる」(P88)
    「たぶん十人ぐらいは毎日必ず何か呑んでいる筈だ。そういう連中の顔を思い浮かべて呑んでいるとなんだか安心してさらに酒がすすむ」(P132)

  • 赤マントシリーズと呼ばれ、週刊誌に掲載されたエッセイを一冊にまとめてもの。
    彼は日本に限らず、各地を移動してばっかいる。そして、つねに彼は重要かつ身近な問題を考え続けている。
     そして、書き続けている。盟友沢野ひとしのイラストも良い感じに花を添えている。

  • シーナさんの久々に読んだなぁ。エッセイコラム。面白かった。カーナビを擬人化するにも程があるとか(人妻夕子って誰)昔ほど暴飲暴食ではなくなったようだけど血圧を気にするなんてシーナさんも老いたなとか。

  • この椎名誠って人の赤マントシリーズが好きで良く文庫になると買うのですが、彼は常に移動してます。作家というのはこんなに移動しつづけるものなのかと思っていた位です。ちょっと空いた時間でもキャンプに行ったり出来る行動力は素晴らしいし。東京にいると以前北海道に住んでいた頃のようにキャンプに行けないので、読んで自分を満足させています。

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くじらの朝がえり (文春文庫)の作品紹介

温泉につかった後、海胆海鞘海鼠問題を語り、走って逃げ帰る。ヒトヅマゆうこと伊豆への旅を楽しみ、日本の河川行政とナマヌル顔の若者に憤る。南の島でタコとりオジイになる老後を夢見つつ、仕事場にこもって1週間のうどん生活。おかげさまでモノカキ生活20年、全国謝恩大巡業、ペンを持ちつつ大鯨飲だ。

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