柳生武芸帳 下 (文春文庫 こ 9-14)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (692ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167335144

感想・レビュー・書評

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  • 下巻3/2で断念!途中放棄!いやもう読みづらいったらない!時系列もめちゃくちゃ、誰がどこにいてなにをしてるか、なぜそんな行動に出るのかが全くわからなくなるくらい、様々な挿話というか余談が挟まれる。講談だったり和歌だったりもうわけわかめ。そもそも武芸帳とはなんなのか、そんなものを何故残したのか、それもわからない。読解力がないからなのだろうけどもう疲れ果てました。あらすじを追うのも意味ないのかと断念します。読書が嫌いになりそうな、トラウマ級の本でした!

  • 五味康祐の超長編『柳生武芸帳』の後半。
     
    『柳生武芸帳』とは結局何だったのか?
    3巻の巻物のために、なぜ大勢の人間が
    命を落とす必要があったのか?
     
    戦国時代から平和の時代に移る当時の様子を
    思い浮かべながら読むと、
    時代の変化に翻弄された人々の
    儚さというのがなんとなく見えてきます。
     
    登場人物が多く、複雑な物語ではありますが
    一度は読んでおく価値はあります。

  • 柳生一族のほか武蔵や霞の忍者など、役者揃い! 未完は残念だが、活劇として抜群に面白い!

  • 著者:五味康祐(1921-1980、大阪市中央区、小説家)
    解説:秋山駿(1930-2013、東京都、文芸評論家)

  • 昭和30年代、週刊誌に連載された時代活劇小説。最初は人物相関図を描きながら多彩な人物像とストーリー展開を楽しんでほしい。その上で、静と動、明暗と色彩、遠と近とを取り入れた視覚的な描写法、あるいは物語中の事物や制度についてのうんちく話の導入といった語り口にも気を向けていきたい。ただし、ところどころに濃い情景が現れる。その方面の描写が苦手ならばこの作品は避けたほうがよい。
    (選定年度:2016~)

  • 未、完。

  • wikにも「絶筆で未完」と紹介されていますが、絶筆じゃありません
    作者が書けなくなってしまって、完結されなかったパターンです

    でも、これ、傑作なんですよねえ
    映画やドラマとは全く別物ですから、未完であることを恐れずにぜひお読みいただきたいです
    「神州纐纈城」「蔦葛木曽桟」(どちらも国枝史郎)と並ぶ、未完の傑作です

  • (上下巻共通。)
    なんで、この本を読んでいなかったかに気づいたのは、最後まで読んでから。
    ……そうだ、これ、絶筆だった。orz

    そりゃ、大菩薩以下略と比べりゃ短いとは言え、この長さを読んでオチがないってのは印象も悪くなりましょう。(^^;
    できるだけ、絶筆になったのは読まないようにしていたんですけどね。

    さて、お話は良くドラマ化されている話なのでわかっている気になっていたのですが、それらとは全然違う内容でびっくりしました。
    そりゃ、ばれると困るわな。
    出版されている部分の終盤近くである程度解決の方向になっていたので、これからどう物語を進める気だったのか気にはかかります。
    チャンバラシーンの痛々しいのはこの作家の特徴が良く出ていますね。
    新陰流対新陰流がもう少し激しく描かれていればという印象もありましたが。

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