最後の波の音 (文春文庫 や 11-18)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167352189

感想・レビュー・書評

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  • 山本夏彦の本を初めて読んだ。
    日本人として、惜しい論客を失ったと思う。

    本の内容はといえば、同じことを何度も繰り返し読まされ、やや辟易とする。

    しかし、その繰り返しで、いくつか、新たな「知識」を得た。

    一人、二人、三人、四人。
    当然、ひとり、ふたり、さんにん、よにん、と読んでいる。
    正しくは、ひとり、ふたり、みたり、よったり、と読むそうである。

    雲助、ということばがある。うんすけ、と読んでいた。くもすけ、と読む。雲助とは、街道筋に現れる、モグリの人足で、悪さもした。

    みたり、よったり、くもすけ、が「知識」がどうかは自信がないが、死語であることは間違いない。

  • 4/25読了 ハマった

  • いつもの山本さんの声が聞こえました。
    懐かしいです。

  • 「健康な人は本を読まない」の一文にノックアウト。
    そう、読書は不健全なものなのだ。
    だけど「健康すぎる」現代を生き抜くのは辛いから私はこの人の本を読む。
    本を読めば死んだ人とだって対話できる。
    死んだ人と対話できるなら今生きている人とだって対話できるようになれると思うから。

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著者プロフィール

山本夏彦
大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。「室内」編集・発行人。昭和22年『中央公論』に発表した「年を経た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和33年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年に『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わった。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、一貫して、世相をするどく諷刺する辛口コラムを得意とした。昭和59年第32回菊池寛章を受章。
著書に『日常茶飯事』『編集兼発行人』『死ぬの大好き』『完本文語文』『「室内」40年』『私の岩波物語』などがある。平成14年に10月に死去した。

「2022年 『無想庵物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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