美味礼讃 (文春文庫)

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著者 : 海老沢泰久
  • 文藝春秋 (1994年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167414047

美味礼讃 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 文句なくおもしろい。 この本に出会えたことに感謝。
    へたなベンチャー本よりも熱くて面白い。
    フランス料理がこれほどに普及している裏には、 こんなにも熱い思いがあったとは。
    料理を食べるときは、もっと真剣に食べなくてはと強く感じた。

    料理をつくるのが好きな人。
    料理を食べるのが好きな人。
    全てに読んでほしい本。

  • 美味礼賛はこのところ読んだ中で図抜けて面白い小説。というか、小説仕立てのノンフィクションのような作品。日本にフランス料理店(しかも美味しい店)がこれだけたくさんある理由が書いてある本です。なぜフランス料理が多いのか?と疑問に思っている人は面白く読めると思うし、単に料理好きな人が読んでも楽しめると思う。ちなみに辻静雄さんの事が書いてある本。辻さんと聞いてピンと来る人、正解です。辻調理師専門学校を作った人の話ですね。
    この本を読む際の要注意点としては、この本は割と分厚いし、第一章は多少冗長な所。ただ、第二章からは読む手が止まらないくらいに面白い。夜中に読むと猛烈におなかが空いてくるくらいに、料理の描写が見事。あと、きら星のごとく出てくるスター料理人達に頭が軽くクラクラしてきます。ともあれ、単にフランス料理が好きな人にも諸手を挙げてお勧めします。

  • 辻調理師専門学校の経営者であり、日本に本物のフランス料理を伝え根付かせるために生涯をかけた辻静雄の半生を描いた伝記小説です。

    丸谷才一や向井敏といった『文章読本』の執筆で知られる当代きっての文章家たちがこぞって絶賛する作品ですが、ストーリーはエンタテインメント性が強く、とにかくおもしろくて一気に読めてしまいます。このスピード感を邪魔しないのが、あるいは著者の文章の巧みさなのかもしれません。

  • 内容紹介

    彼以前は西洋料理だった。彼がほんもののフランス料理をもたらした。その男、辻静雄の半生を描く伝記小説。早稲田大学を卒業後、大阪読売新聞社に入社するものの、2年で退職。1960年、大阪・阿倍野に辻調理師専門学校を開校する。フランス料理をみずからの舌をもって味わうために、九週間のフランス旅行で実に百軒のレストランに足を運んだ。日本一の調理師専門学校の経営者になると同時に世界的な料理研究家となった。日本で初めての専門的なフランス料理研究書である『フランス料理理論と実際』をはじめ著書多数。またフランス人以外では初めて「フランス国家最優秀職人章」を授与された。TBS系列番組「料理天国」の番組監修をはじめ、一般向けにフランス料理文化の普及にもつとめた。

  • 料理ドキュメンタリの傑作。辻調理師学校を育てた方のドキュメンタリ。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所:教員おすすめ図書コーナー(1階)
    請求記号 913.6//E15
    【選書理由・おすすめコメント】
    教科書に出てくる栄養素や体の仕組みが、いつ、どのように発見され、解明されてきたのかを知ることができる一冊です。研究者たちの命をかけた研究によって確立されてきた栄養学の歴史に目を向けることで、勉強がより一層面白くなると思います。(医療栄養・君羅好史先生)

  • この夏読んだ食べ物関係の書籍の中で一番読後感がいい。というのも、実際の人物を描いた小説だからだろうか。辻調理師専門学校は今では有名だが、その立ち上げから苦労してきた辻静雄氏の努力には頭が下がる。そして、ガストロノミーにはカネとカラダが必要だということも思い知らされる。フランス料理中心だが、日本料理・中国料理まで物語が挿入されていて食が好きな人ならば必読の書。

  • この後の人生で3冊しか、本をもてないとしたら、この本をそのうちの1冊に選ぶ。
    なんたって、頁のそこここに、うっとりするようなお料理が出てくる。それだけでも必読もの。
    そして素晴らしい人々との出会い。
    マダムポワンの言葉、「フェルナンはね、生きているとき、いつもこういっていたの。料理をつくる人間のつとめは、お客さんにつねにささやかなうれしい驚きをさしあげることだって。」
    自分の立ち位置に驕らずより高みを目指す言葉。
    特にもうひとつ好きな場面は、友達をディナーに招待して、至高の料理に、こんなものに意味はない、と罵られる場面。この後の対応がかっこいい。 どうもしないさ、と。でも静かに高みを目指すんだな。
    あげたらキリがなく好きなエピソードばかりです。好きなものに出会って、リスクを背負いながらも精一杯力を尽くす、こんな人生、羨ましいなぁ。

  • これは読むフランス料理だ。

    文字を追っているだけで、まるでパブロフの犬のように条件反射で口内がよだれでびちょびちょになってきて困った!
    寸胴から香るフォンドヴォーを想像するだけでわくわくしてくる。

    辻調グループを調理師学校のトップに引きあげた辻静雄の半生を描いたサクセスストーリーだ。日本でのそれまでの庶民料理レヴェルの西洋料理を本物のフランス料理までに高めた辻の手腕とたゆまぬ努力、彼を支えた家族やナンバー2との交流を描いて、非常にリアルな物語になっている。辻調が巨大化する過程で敵対する東京の専門学校の存在など、エンタテインメントとしても抜群に面白い。

    普段、気軽にフレンチなど口に出来ないので、この小説を読んで食べた気になってみる。

  • 文句なしの五つ星。

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