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みんなの感想・レビュー・書評
大塩平八郎の乱を舞台に架空の人物を主人公にして話は進む。北方歴史小説らしい男らしさや爽快感はあるが、大塩の養子の何に魅かれて友情が生まれたのか、いまいちだった。
異変が伝えられたのは、19日の早朝だった。 仙蔵は、すでに出かけていた。伝えてきたのは、仙蔵が連れていった板場の若いものである。 「そうか」 ほかに言葉はなかった。 利之は部屋に戻った。お勢が、火鉢に炭を足していた。 「洗心洞から、隣の屋敷に大砲が撃ち込まれたそうだ。それから外へ出たらしい。門弟数十人。それが、次第に増えているという」 「どういうことでございます、それは?」 「つまり洗心洞の叛乱に... 続きを読む »
今ひとつ、納得いかなかった男の友情。格之助のどこに魅力があったのか、最後まで分からなかった。
大塩平八郎の大阪での乱前後の、平八郎の養子格之助と主人公光武利之を軸に、幕閣内部の闘争、朝廷と薩摩藩、大阪の商人も絡み真相は闇のまま進行
お勢との係り、内山彦次郎との係りもわかる
1840年ごろ。大塩平八郎の乱を描いた作品。主人公は剣客の架空の人物であるが,大塩平八郎とその養子格之助が決起するまでについて,その頃の幕府や商人のあり様を記述しており,半分時代小説ともいえるのかもしれない。少し,内容が複雑で,ゆっくり読まないと人物の立ち回りなどがわからなくなる。星2つとしたのは,私は,架空の人物もの(少なくとも主人公には。。。)はあまり好まないからである。それを無視した場合は,星3つというところか。
平八郎親子は知行合一とすることを第一とし,幕府に立ち向かうが,たった半日の反乱で終わり,40日の逃亡を経て,自決に至る。
『正しいことは,そう思った人間が勝手にほざいていればよい。正しいことに勝てる理屈がこの世にあるか。しかし,正しくないこともあって,この世は成り立っている。』『樹,静かならんと欲すれども,風やまず。子,養わんと欲すれども,親待たず』
2009年05月 4/42
大塩平八郎と格之介の乱の話。
決意後の格之介の姿が神々しくも痛々しく、せつなさがとまりません。
大きな渦の流れに抗う個人の姿を描くことが多い北方小説。
その中でも、それを主人公が第三者的に見ているという設定のため、いつも以上に主人公の視点が読者視点に近く、距離感があるが故の感情移入のしやすさを感じた。
大塩平八郎――と聞けば、歴史をあまり知らない人でも何となく「米」と結びつくかも?
秋野の教科書は歴史小説ですからね。
これを読んで、そっか、幕末の頃のことだったのか、と(笑
主人公は平八郎にあらず。
大塩平八郎親子に出会ってしまった、一人の剣豪、光武利之。
友となる相手と出会い、先に逝かれ、本気で惚れる女に出会い、剣を捨てる。
それでも光武は生きる――
これ、続編があります。
まだ読んでないけど!
よみたーい!!

大塩平八郎の乱を作者の分身ではないかと思わせる架空の主人公、光武利之の視点から描いた作品。その思いは北方版『三国志』、『水滸伝』へと繋がって行くと感じさせる。だが、もう一つ胸が弾まないは、光武が傍観者...





