コンピュータ新人類の研究 (文春文庫 の 3-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167441029

感想・レビュー・書評

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  • 2016/05/11 読了

  •  第18回大宅荘一ノンフィクション賞 受賞 
     映画「ソーシャルネッワーク」を丁度この本を読んでいるタイミングで観た。創始者の大学生ザイカバーグのしゃべり口調がなぜ、あんなにもつっけんどんなのかが分かる。コンピューターと接することで曖昧さを嫌い、全てに理論立てて物事を考えようとする傾向が強まるとある。確かに生身の人間は曖昧で論理的ではない行動をしがちだ。だからといって、それを無視するやり方は彼らを生き辛くするだけだ。だが、ハッカーと呼ばれる小数の人達がたとえそうだったとしても、なんだか魅力的に感じてしまうのはなぜだろう。

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著者プロフィール

1944年生まれ。長浜赤十字病院精神科部長などを経て、現在、関西学院大学教授。専攻は比較文化精神医学。1999年2月の広島県立世羅高校・石川敏浩校長の自殺についての検証をきっかけに、君が代強制に苦しむ教師たちの精神医学にかかわる。著書に、『虜囚の記憶』(みすず書房)、『子どもが見ている背中』(岩波書店)、『させられる教育』(同)、『戦争と罪責』(同)、『喪の途上にて』(同、講談社ノンフィクション賞)『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋、大宅壮一ノンフィクション賞)など多数。

「2009年 『教師は二度、教師になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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