沈黙者 (文春文庫 お 26-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 434
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167451059

感想・レビュー・書評

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  • 2つの一家惨殺事件と万引き犯として捕まり沈黙する少年。文章の構成からすればなんとなくトリックはわかってしまうね(笑)しかし物語自体は面白いから良かった(笑)

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  • 折原氏の作品は今回が初。ミステリーだと思わずに読んでみた。全体を通してちょっと退屈してしまう。だいたい途中で止めてしまうんですが、この作品、なぜか最後までしっかりと読み終えたんです。不思議な余韻が残りました

  • 2007/7/10〜7/15。万引きからの障害致傷でつかまった犯人が名前を名乗るのを拒否したことで行われる裁判と、2家族で起こった連続殺人事件をからませた内容。どのように締めをするのか?と思っていたら... なるほど、折原氏らしい結末でした。内容を書くわけにはいかないが、折原氏の作品を読むときにはいつも注意深く読まないといけない、誰の目線か?という部分にいつも以上に注意しないといけない作品であった。

  • 絶対に面白い。最後まで読んでも、あれ??ともう一度、復習するように、読み返して・・ああ。そうなんだ。あぁ、なるほどぉ。折原さんの作品は、そこが楽しい。最後の佐野洋さんの解説と、さらには、それに答える折原さんの手紙が載っているが。それも、興味深い。事実は小説より奇なり・・って、確かに。2007.6

  • 07.04.17

  • 同じ町で同じ人物が第一発見者となる殺人事件が起きる。<br>
    片方の殺人事件で奇跡的に一人生き残った娘と、第一発見者が犯人探しを…<br>
    それに絡んで、万引きした少年が名前を言わなかったせいで実刑を受けることに。<br>
    二つの殺人事件につながりはあるのか。<br>
    万引き犯の正体は…<br>
    ラストに明かされる殺人事件の犯人と投獄された万引き犯のつながりに驚愕。<br>
    さすが折原一とうならせる作品。

  • 沈黙者が誰かって言うのは最初の方に伏線があるんだけど、でも家族構成と時間が、結末を分かりづらくしてる。
    気付けば昨日今日の数時間で読み終わってた。
    うーん。面白かった。
    冒頭にこの前読んだばかりの「歯と爪」が引用されていて、私にとってはタイムリーで良かった。
    それに初の作家さんなのに、読みづらさがなかったのも良い。

  • 最後まで緊迫感が。ドキドキしっぱなしで読みました。

  • えーって感じだけど面白かった。自分の名前をあそこまで語らない理由がいまいち弱い気がしたけど。

  • タイトルを見た時に少し前に騒がれていた「本名を明かさないまま判決の下った裁判」のことを思い出しておりましたら、やはり、それがベースとなっておりました。
    うっすらと感じるものがあります。
    読み応え、ありますよー^^

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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