日本人の常識 昭和史20の争点 (文春文庫 は 7-8)

制作 : 秦 郁彦 
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167453084

感想・レビュー・書評

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  • それなりの研究者達が各々のテーマに関して15ページ程度の論考を記載。内容的にはある程度信頼できると思われるが、『諸君!』の記事内容を編集したものなので、やや保守的トーンとなっている。

  • 再考すべき昭和史の20の争点を列挙。問題提起を主目的として、敢えて結論は出していないものが多い。

  • 【超速読】南京大虐殺や慰安婦に端を発する戦前、戦中から戦後の諸問題20のトピックについて、諸君!に掲載された異なる論者の解説を併記したもの。執筆者が研究者であれば細かい事実確認や数字が出るので、よほど論理立てて知りたい人向けですね…各章の最後(つまり結論)を見てから読み始めるのがよさそうです。

  • 秦郁彦編の主に先の戦争における争点の2003年時点での調査研究の現状を整理した本。
    犠牲者数のインフレの原因、各種補償問題などにおける日本側の立場が整理されていれ分かりやすい。
    基本左翼ではありますが、この本の内容についてはほぼ同意。主な論点では下記の通り。
    ・南京大虐殺
    犠牲者数は白髪三千丈でほぼ10倍されているが4-5万人は便衣兵含めて虐殺された
    ・慰安婦
    日本人がメインで給与は支払われていた。本書では日本4:現地3:朝鮮2:その他1と推計、現地は中国と東南アジアでは随分違いそうだが、まぁいいか。民間の募集レベルで詐欺や強制/誘拐があった可能性は多分にある。
    本書では「慰安婦は現地での強姦発生を防ぐ人道的な仕組み」と評価しているが、米国相手には(橋本舌禍をみても)通用しないよな。
    ・徴用、戦時工の問題は国家補償で解決済み

  • 先の大戦におけるさまざまな論点をいろんな学者が論じている

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