ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 (文春文庫)

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著者 : 楠田枝里子
  • 文藝春秋 (2006年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167455071

ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ナスカの地上絵もだが、楠田さんやライヘの生き様に感動した。

  • ナスカの地上絵と、生涯をその研究に費やしたマリア・ライヘへの情熱を形にしたドキュメント。「七不思議」的な切り口でとらえられがちな場所だが、人間味を感じさせる内容になっているのがポイント。

  • パン・アメリカン・ハイウェー:1923提案されたが現在まだ全てが繋がっているわけではない。アラスカのフェアバンクス~フエゴ島のウシュアイア(「アラスカまで17,848km」の標識)まで全長78800km、21カ国をまたぐ/菩提樹:ゲルマン人にとって神聖な木。目が見に捧げ崇めてきた樹。女の子が誕生すると記念にこの樹を植える風習もある/クスコのセベセリア・アルマーナというビール工場裏のラ・レコレタ教会を左折し坂を上がると「音楽を奏でる石」というのがあった/天野芳太郎:チャンカイ文化を愛した

  • フランスに一冊だけ本を持っていこうと思って、選んだのがこれ!

    なぜ…ナスカ…

    だって好きなんだもん…

    読み終わってから、あの楠田枝里子さんの本だったと気づいてたまげた。

    ただものじゃない…

    ナスカの研究に生涯を捧げたドイツ人学者マリア・ライへ先生を追う楠田さんの情熱が詰まった本です。

    考古学オタクには外せない一冊ですが、
    考古学オタクならずともぜひ読んでいただきたい。

    ナスカに吹く風と悠久の時を感じられますよ。

  •  著者の苦労話がダラダラと続くところはつまらないのだけれど、今や大変な観光資源になっているであろう、ナスカの地上絵が世に出るのに、マリア・ライヘという女性が重要な役割を果たしていることを知ることが出来たのはとても良かった。
     全てをなげうって情熱を注ぎ続けた彼女を動かしたものは何だったのだろう?

     ナスカの地上絵を守り続けた一人の数学者、マリア・ライへの著者の取材記。マリア・ライへは、ナスカの地上絵発見当初からその価値を訴え続け、現在の地位を築くのに貢献した人物。自分の衣食にも事欠きながら、地上絵の研究・保護に一生を捧げた。著者は、マリアが如何に偉大な人物かを主張したいのだと思うが、主な内容は自分の取材の苦労談に尽きる。もっとマリアの人生の物語があったほうが良かったのでは、と思う。
     最後の方で、著者はマリアが自分の人生が幸せだったと言うのを信じられないと言う。彼女が失ったものは、得た栄光よりもずっと多いというのがその理由。しかし、ボクは彼女は本当に幸せだったと思う。普通の人物は、自分の一生を捧げたもよいと思えるものに出会えるのはまれだし、仮に出会えたとしても、生活などを考えて、その道を選択できないことも多い。この障壁を乗り越えられる人間は、幸せな人間だろう。

     もしまだ著者が彼女を偉大な人間だと考えているのならば、もう一冊書いて欲しい。今度は、マリアの物語を中心にすえて。

  • ナスカの研究者マリア・ライヘを追ったノンフィクション。
    初めは出版の予定もなく興味だけで追っていった楠田さん、すごい。第一次世界大戦前のドイツから単身ペルーに渡った、マリアさん。すごい情熱だな。

  • 人生を懸けて追い続けられる人は尊い。

  •  ナスカの地上絵とは、ペルーの乾燥地帯に描かれた巨大な幾何学模様や動物などの絵で、世界遺産にも登録されています。描かれたのは紀元前2世紀から6世紀ごろといわれていますが、そんな古代にどうやって描いたの? なんのために? なんでこんなに大きいの? とまあ、実はいまも謎だらけなのですが、1930年代、その謎に魅せられほぼ生涯をナスカに捧げたドイツ人女性がいたのです。それがマリア・ライヘその人。

     そしてまた、そんなマリア・ライヘさんに惚れ込んでしまったのが著者の楠田枝里子さん。彼女の生涯を夢中になって追い続け、ペルーから東西ドイツ統一前のドレスデンを訪れます。タレントとして活躍する楠田さん、何作か書籍を出版していますが、このノンフィクションはまさに渾身の一作。関わる人々をここまで熱くさせるのも、またナスカの不思議な力なのかもしれません。

  • もともとはハードカバーで読みました。楠田さんが「ナスカの地上絵」の研究者、マリア・ライヘ女史(故人)にお会いになったときのインタビューをまとめたものです。

    楠田さんご自身が地上絵に興味を持たれたのをきっかけに、ペルーの砂漠で地上絵を研究する、孤高の学者であったライヘ女史に会いに行こうと思い立ちます。ペルーに降り立った直後の激烈な高山病(微妙に気づかない)、風俗、名高い「クイ」の完食(完食プロセスの写真つき)などなど…どたばたっぷりをきわめて知的に、ユーモアをたたえた筆致で描かれています。ライヘ女史がもともと教師としてペルーへ来たこと、地上絵に魅せられるようになったいきさつなども、きめ細かく知的に、ほどよく軽やかなタッチで描かれており、非常に美しい文章を書かれることに驚きました。地上絵に関するライヘ女史の説は有力なものではありませんが、それになぞらえた終わりかたなどは夢のようで、南半球の星空が見えてくるようです。

    楠田さんといえば「実はロボット」とか、「『世界まる見え!テレビ特捜部』の、ハイテンションでヘンなひと」の印象の強いかたですが(笑)、こんなに素敵なエッセイを書かれるかたなのだから、詩情あふれるサイエンスライターとしてもっと活躍してほしいのに…と心から思ったものでした。今からでも遅くありませんので、ぜひお願いしたいものです。

  • 駄作。
    内容が内容だけに期待をしすぎた。
    ひとつのテーマに対する集約力に乏しい。
    センチメンタルに文章が流れすぎる。

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