脱走兵さんの感想
2013年12月5日
茶人・金森宗和と、茶道具やそれに関わる人々、事件を書いた小説です。 最後には、古田織部との対決もあります。 茶道になじみがなくても、面白く読める歴史小説でした。 ハードカバー版とは内容は同じで後書きが少しだけ異なりますが、ハードカバー版の後書きも印象に残るものなのでそちらもおすすめ。
東郷隆/横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館学研究員、編集者を経て、作家に。詳細な時代考証に基づいた歴史小説を執筆し、その博学卓識ぶりはつとに有名。1990年『人造記』等で直木賞候補になり、93年『大砲松』で吉川英治文学新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞、12年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞。その他著書多数。 「2022年 『妖変未来記』 で使われていた紹介文から引用しています。」