決定版 国民の歴史 上 (文春文庫 に 11-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167507039

作品紹介・あらすじ

歴史とはこれほどエキサイティングなものだったのか。「魏志倭人伝は歴史資料に値しない」「奈良の都は長安に似ていなかった」など、これまでの常識に率直な疑問をぶつけ、世界史的視野で日本の歴史を見直した国民的ベストセラー。大幅加筆し、文庫オリジナル論文「歴史とは何か」、「自画像を描けない日本人」を新たに収録。

感想・レビュー・書評

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  • 日本人に欠落しているのはキリスト教を中心とするヨーロッパ文化の理解である。いつの時代にも差別はつきまとう。だが欧州白人による人種差別は全く文脈が異なるのだ。劣った人種は人間と見なされず、家畜同然の奴隷扱いを受ける。生殺与奪も白人の自由だ。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/01/blog-post_10.html

  • 縄文時代は1万年。漢字との出会いが2−3千年。
    言語と文字は違い、漢字は表意文字のため記号である。
    西ヨーロッパと日本は、ギリシャ・ローマ文化や中国文明の形式や手段を活用しただけの辺境の第2の軸の
    文明というのはすごく理解できる。

  • なかなか興味深いお話ばかり。

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著者プロフィール

西尾 幹二(にしお・かんじ):1935年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者、評論家。著書として『国民の歴史』『江戸のダイナミズム』『異なる悲劇 日本とドイツ』(文藝春秋)、『ヨーロッパの個人主義』『自由の悲劇』(講談社現代新書)、『ヨーロッパ像の転換』『歴史の真贋』(新潮社)、『あなたは自由か』(ちくま新書)など。『西尾幹二全集』(国書刊行会、24年9月完結予定)を刊行中。

「2024年 『日本と西欧の五〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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