愛才 (文春文庫)

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著者 : 大石静
  • 文藝春秋 (2003年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167512071

愛才 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容】
    あなたは好きだけど、セックスはしたくない。

    僕の奥さんは、僕も恋人も必要だという―どこか風変わりな妻は、自分の恋愛すべてを夫の「僕」に話す。

    そんな彼女が破滅型の役者と大恋愛、それでも続く夫婦の不思議な関係の行方は?

    十数年に及ぶ奇妙な三角関係を人気脚本家が綴った初の書き下ろし長篇小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    とても不可解で、とても滑稽で、それでいてとても魅惑的な関係。

    でも渦中にいたら(自分が「おとうさん」だったら)たまらんなあと思いながら一気に読んだ。

    男女の三角関係を描いた小説は数あれど、ここまで夢中になれたのは初めてかもしれない。

    現実の世界で三角関係を経験したことのない僕には、なんだかんだで他人事だったから。

    登場人物がどんなに切なさを募らせても平気な顔で読み進めることができた。

    ところがこの『愛才』はどうだ。

    「奈子が問題を起こすたびに思う。この一風変わった女を、僕以外の誰が許容できるだろうか」という「おとうさん」の愚かなる自問は、激しく僕の心をゆさぶる。

    自堕落な生活を続ける周造を愛せるのは私しかいないと息巻く奈子の言動もまた然り。

    こういう変わった恋愛小説が好きだなんて俺もやっぱりダメな奴だなあと嬉しそうにしている自分が不気味だが、それくらいチャーミングな物語なのである。

    特に、爆笑なしには読めない周造のキャラクターが秀逸。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 印象。。。
    谷崎潤一郎さんの痴人の愛を思わせる小説でした。
    こんな夫婦関係があるのか?と感じた。
    不思議な小説でした。

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