禿鷹の夜 (文春文庫 お 13-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167520069

感想・レビュー・書評

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  • ハゲタカシリーズの凄いところは、回を追うごとに面白くなっていくところ。型破りの刑事が主人公なのだが、やることが本当にめちゃくちゃで面白い❗️ハゲタカ次は何をやらかすのかと本当に楽しく読ませてもらった。

    • chie0305さん
      ハゲタカシリーズ、逢坂さんの作品の中で一番好きです!続巻が出ないのが残念すぎます。
      ハゲタカシリーズ、逢坂さんの作品の中で一番好きです!続巻が出ないのが残念すぎます。
      2016/09/11
    • ひとしさん
      コメントありがとうございます!
      私もハゲタカシリーズは逢坂さんのというより、今までよんだ小説で一番好きかもってくらい、大好きな作品にはなの...
      コメントありがとうございます!
      私もハゲタカシリーズは逢坂さんのというより、今までよんだ小説で一番好きかもってくらい、大好きな作品にはなので、続編出て欲しいです
      2016/09/18
  • 非常ならざる面白さがこの本にある。ヤクザも震え上がるくらいに冷血な刑事、ハゲタカこと禿富鷹秋。ヤクザをいたぶり金をせしめる姿は痛快を通り越して恐怖を覚えた。そのキャラ描写もさることながら物語のテンポと意外性に読むスピードがどんどんあがった。弱きを助けという言葉が通用しない姿勢は大藪春彦を思い出すのだが彼は刑事なのだ。読み進めてながら、フッとそう意識する場面があり、警察はどうなっているのかとも感じた。いずれにしても硬派を通り越した痺れる作品がご所望ならば読むべき本だと思うが容易に入ると抜けられなくなるなあ。

  • こんな刑事、いるわけない!と思いながらも、この主人公のキャラを愛し始めている自分がいて、最後まで楽んで読み終えました。シリーズ化されているのが嬉しい限り。早速第二巻を取り寄せたいと思います!

  • 初めて読んだ作家さん。このシリーズは面白い。主人公はひどいけど ヤクザの2人がかっこいい。ヤクザの方がよほど人として好感が持てる。

  •  あまりにも酷い悪徳刑事。こんなのが実際にいるんだろうか?と思ったが、
    警官が犯罪を犯す、この時代。いるかも知れないと思った。
     禿鷹刑事の恋人があっけなく殺されてしまったり、登場人物がコロコロ
    死んでいく。人の命はこんなにも軽いのかと思う。
     物語の最後にどんでん返しが有る。おおー!?と思った。
     中学生の頃にはまっていた、アガサクリスティーとか、エドガー・アラン・ポー
    とか思い出した。
     ここまで、刑事の悪徳ぶりが、表現されると、ある意味痛快ではある。
    シリーズ全作が読みたくなった。

     

  • 読みながらイメージする映像は、白黒!
    昭和の香りの悪徳警官シリーズ。

  • 夫の友人からお借りしました。

    ハードボイルドと認識しながら読み始めましたが、終わってみれば人情モノと言った方がいいかもしれません。
    主人公が非情な悪役刑事であり文体もクールな割に、ヤクザ達の人情が際立っていたので読後感はそんな印象になりました。

    まあそれはいいんですけど、それよりは物語に警察がほとんど介入せず主人公の刑事の単独行動で話が進む展開には違和感を感じました。
    しかも、ヤクザや一般人が殺され、蓋を開けてみればその半分は刑事による連続殺人なのに、警察が何も掴めていないってそんなのあるかなあ・・・

    エンタメ重視でその辺りを気にしなければ、スピード感があってあっという間に読めたので面白い部類だと思いますけどね。

  • これもシリーズ物だけどパッと読むには楽しい。
    主人公が悪徳警官という設定であるが共感できる正義感もある。
    他の作品も読んでみたくなる。

  • 【作品紹介】
    信じるものは拳とカネ。史上最悪の刑事・禿富鷹秋―通称ハゲタカは神宮署の放し飼い。ヤクザにたかる。弱きはくじく。しかし、恋人を奪った南米マフィアだけは許せない。痛快無比!血も涙もひとかけらの正義もない非情の刑事を描いて、読書界を震撼させた問題作。本邦初の警察暗黒小説の登場。

    【感想】
    シリーズ化されているのでそれなりに面白いのだが、ほかの人気シリーズ小説に比べるとキャラ立ちがいまいちな気がする。

  • みんながバンバン死んで行く…
    渋六興行と禿鷹がマスダの刺客を追う。
    結末は驚き!完全に油断していた。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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