- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167527068
作品紹介・あらすじ
前作「だれも知らない女」で被害者の姉カレンと恋仲になったフランク・クレモンズ警部補、アトランタ警察を辞め、カレンともどもニューヨークへ出て私立探偵となった。今回の依頼は、自宅で何者かに惨殺された老女の身寄りを探すこと。ひとりの人間の空白の部分を執拗な調査で埋めてゆくスリルがたまらない傑作私立探偵小説。
感想・レビュー・書評
-
う〜ん、やっぱりこの手の話はもう古いのかな?
でも、またそれがいいのだが。
フランクみたいな生き方は、辛いだろうな。
プロットは御都合主義のところもあるし、話しの完成度としても首をひねるところはあるが、水準はクリアしてる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一貫してストイックな主人公に共感します。物語も奥深い。
-
T・H・クックの小説が好きなので 今回も楽しみました。
恐慌時代のNY、ユダヤ人、労働組合Etc。
ヒーローの探偵の孤独感も。 -
前作の「だれも知らない女」で、いい文書くナーと思っていたトマス・H・クック。2作目読了。前作と劣らず、探偵小説の少しづつ謎が解けてく様は、いいです。主人公フランクの、ちょっと排他的な、交わらない自分の世界が好感。孤独を愛する男っていうの…ローレンス・ブロックがハードボイルドなので、淡々とした感じもいい。益々、好きになりました。