腐りゆく天使 (文春文庫)

  • 161人登録
  • 3.47評価
    • (16)
    • (6)
    • (33)
    • (5)
    • (2)
  • 16レビュー
著者 : 夢枕獏
  • 文藝春秋 (2004年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528126

腐りゆく天使 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • こういうジャンルは狂気的なお話というのかなぁ。

    人間として登場するのは牧師と人妻と作家の3名。
    人間っぽい人として登場するのが地中の死体と空飛ぶ天使です。

    タイトル通り天使が腐ったり、地中の死体が地上に現れたり・・・
    人によっては少し怖いと感じる内容だと思います。

    萩原朔太郎という昔学校で習った人の詩がベースとなっているみたいですね。

    個人的には嫌いじゃないのですがところどころ読めない漢字があって
    つっかかりながらなんとか読めた感じです。

    ネクロフィリアやカニバリズムの方向にこそ進みませんでしたが、
    とても短絡的なのですが、詩=死というようなイメージがあり、
    それがそのままこの小説に織り込まれているような印象があります。

  • 死体が語り出す幕開け。ちょっとびっくりします。さてその死体は誰なのか…三者三様の語り手。
    萩原朔太郎が「ビョーキ」に描かれていてなんか笑える。

  • 実在の詩人萩原朔太郎と、美貌の神父と、埋められた屍体の記憶のない魂の話が最初はバラバラにスタートするが、最後の方にそれぞれの物語が一つに収束する様が面白かった。
    萩原朔太郎がいい具合に病んでて、詩や手紙から感じるイメージ通りで良かった。
    幻想的で耽美だった。
    まさに菊が腐っていくような嫌なような美しいような雰囲気。

  • 延々と、しつらこーく続けていくのが夢枕獏の持ち味だし、おもしろくないことはないのですが、ネタ的に、短編のネタだなぁと思います。

    まあ、もとの短編を読んでいるからそう思うのかも。別に、短編を長編に焼き直すのは、わるいことではないと思っていますが……。

    じゃあ、なんで、この死体は、こんな力(?)を持っていたのだろう?
    他の死体とは、いったいどこがちがったんだろう?

    という疑問は、残ってしまいます。

    でも、イメージは、すごい。
    それから、詩で、そういうもやもやしているものを召還していくすがたも、けっこうすごかったです。

  • 萩原朔太郎に興味をもつきっかけになった作品。お耽美。

  •  朔太郎の狂気が美しく詰まった物語というか何と言うか、表現しがたい本だった。
     読み始めはどんな話かわからず、ただ淡々と読み進めたものの物語が進んで行くににつれ、さらに意味不明にw意味不明なんだけど、先が気になって手が止まらなくなる。夢枕獏の独特な書き方は、狂っていく朔太郎の描写にすごく合っていた。
    不思議な世界観にビョーキになりそうだった。

  • 2011/12/26読了

  • なんだか、ぐおおってしてて物凄かった
    腐りゆく天使の描写とかすばらしい

  • 萩原朔太郎の詩を引用しまくって上手く幻想的な世界観を作られたなという印象。
    腐りかける直前の桃の香りがする。

  • 詩人・萩原朔太郎の恋愛と、ある神父、そして土に埋められた男の
    視点で話が進みます。
    とにかく湿った雰囲気で、様々な謎の中進むストーリーが面白くて
    一気読み確実。
    特に土に埋められた男の章は、紙面で様子を表現していて、
    圧倒されました。

全16件中 1 - 10件を表示

夢枕獏の作品

腐りゆく天使 (文春文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

腐りゆく天使 (文春文庫)のKindle版

腐りゆく天使 (文春文庫)の単行本

ツイートする