新・忠臣蔵 第1巻 (文春文庫 ふ 11-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167536039

作品紹介・あらすじ

播州赤穂の青年藩主浅野内匠頭長矩は、親戚の備後三次の浅野家から息女久利姫を正室に迎えた。幼馴染だった二人の蜜月は長く、国元では、領地接収になった備中松山城の収城役という大任をはたした大石内蔵助が藩政を司り、浅野家は平和であった。そんな時、内匠頭が勅使饗応の御馳走役に任命される。元禄の大事件の発端。

感想・レビュー・書評

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  • 第1巻では、事件の背景となった徳川綱吉治世を簡単にたどるとともに、勅使饗応の御馳走役に任命された浅野内匠頭長矩が高家筆頭吉良上野介義央の冷酷な仕打ちに耐える場面がえがかれています。

    大老酒井雅楽から堀田正俊へと権力が移り、さらに堀田の死によって側用人が実質的な権力をにぎるようになるまでの動向をドラマティックにえがくことで、事件のバックグラウンドとなった綱吉政権時代のありようを、読者にわかりやすく伝えています。

  • 1998.12.30 ~ 1999.3.28 読了

  • 今更ともいえる、ご存知忠臣蔵。全8巻は今の自分には少し長すぎたか。1巻は序章。

     元々は1951~56年までの毎日新聞連載小説である。

     阿久利輿入れ(吉良と大学の横恋慕?)、米沢騒動、内蔵助相続。そして内匠頭に対し2度目の勅使供応御馳走役の任命の沙汰。

  • 全8巻。

    著者出てきちゃうタイプ。
    なので嫌い。

    ただ話は面白い。
    最後ちょっと泣ける。
    なにげに一番印象残ってる忠臣蔵。
    だけに個人的に残念。

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著者プロフィール

舟橋聖一(1904.12.25~1976.1.13)小説家、劇作家。1928年、東大国文科卒。大学在学中の26年、戯曲「白い腕」で注目され文壇に登場。32年から33年「都新聞」に連載した「白い蛇赤い蛇」で劇作家から小説家への転身をはたす。戦後は風俗小説の代表作家と目されるが、官能表現を耽美主義へと高めた純文学の佳作も多い。主な著書に『悉皆屋康吉』『雪夫人絵図』『芸者小夏』『ある女の遠景』『好きな女の胸飾り』等。

「2013年 『芸者小夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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