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みんなの感想・レビュー・書評
2012/01/19読了
心の病気を持った男が、海の近くで仕事をしている友人のところへ行く。ただそれだけ、それだけの物語だ。でも「リアル」なんだ。何ということの無い色々な物事に脅えて、満足に生活できなくて。
「鬱」は誰でもなりうる。男の背負う得体の知れないなにかが、まさにそれなのだ。完全でなくとも、広大な海により癒され、再生する男…。ただそれだけのシンプルさだが、それが心を癒すのかもしれないね。
作者が医師であり、作家であることから、医学的な内容、特に精神的な面について語られているが、ごく身近に起こる事柄でもあり、そういうことで悩んでいる人もいるのだろうと想いながら、せつなくて、優しい気持ちになっていくし、これからも生きてゆく勇気を与えてくれる作品である。
患者の生死と正面から向き合ってきた医師が、シビアな医療現場の中で苦悩し、精神的な病を発病する。 大学時代の友人が営む海辺の医院を訪れた日々の中で、自分以外にも心の中の刃の上でもがき苦しむ人がいることを知る。 で、病が完治するとか、明らかに明るい未来へ一歩踏み出すとか、劇的なエンディングはない。 なぜなら、これは完璧に医者と小説家の2足の草鞋を履く南木氏の私小説であるから。 ... 続きを読む »
山国の総合病院の医師、工藤は10年前に心身が不調となり呼吸器病棟の責任者から内科外来に降格となった。パニック障害、あるいは神経症性うつ病。
友人の開業医の誘いで海の見える彼の病院に旅行する。
精神を病んでしまった外科医が、旧友が営む海辺の診療所へ行き、そこの家族を通して、医者としての精神のあり方、家族のあり方などを感じ取る話。
とにかく、話が暗すぎる。
読んだ後、後味が悪い小説だった。
出てくる人、みんな何らか精神病んでるし。
ただ、診療所の娘の彼氏の詩は気にいった。
オナラのことを「自分の中にもマグマがある」って。
こういう考え方する人、好きですなー。






