チチンプイプイ (文春文庫 み 17-5)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167549053

作品紹介・あらすじ

異色な超売れっ子同士の顔合わせが実現!始めはどこかぎこちない2人だったが、回を重ねるごとにすっかり意気投合。ムロイのミステリー初挑戦ではミヤベが指導、演歌歌手赤城麗子(ムロイ)のディナーショーにミヤベが感動、はたまた故郷自慢では現地に乗り込みお国料理で対決。その他内容盛り沢山ウラ話満載の大爆笑対談集。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「チチンプイプイ」3

    著者 宮部みゆき、室井滋
    出版 文藝春秋

    p18より引用
    “室井 そしたらね、フフンって鼻で笑った
    のよ!ガッ、これはコーラじゃないと思った
    とたん、心臓がバクバクしてきて、窓は開い
    てる、バックミラーは縦になったまま。あ、
    お酒だ!って。それにストローでまたジュル
    ジュルした、その直後に吐いた息が、風に
    乗って後ろの席まできて、やっぱり酒だっ
    た。”

    目次から抜粋引用
    “タクシーと地震が怖いッの巻
     嗚呼、血の呪縛の巻
     陶芸手習いの巻き
     ムロイ、ミステリーに挑戦の巻
     故郷グルメ対決の巻”

     小説家と女優二人の、食事をしながらの
    対談集。
     タクシーでのエピソードから有名歌手の
    ディナーショウまで、食べた店とメニューと
    ともに書かれています。

     上記の引用は、室井氏のタクシーでの出来
    事。東京のタクシー運転手は、随分と恐ろし
    い人が居るものだなと思います。
    人数が増えると、こういう危険な人の比率も
    増えてしまうので、日本の人口の1割くらい
    が集中する首都なら、いても仕方がないのか
    もしれませんね。
    普段ほとんどタクシーを利用することがない
    ので、幸いこういう運転手に出会ったことは
    ありません。生きて帰れたらいい笑い話です
    が、命をかけてまで笑いを取る生き方は、し
    たいと思いません。
     対談の最初にメニューが紹介されていて、
    なんだかとても良いものを食べながら、対談
    されています。良いお仕事をされているなと
    思いましたが、これが命がけの報酬というも
    のなのかもしれませんね。

    ーーーーー

  • 宮部みゆきと室井滋の対談

  • 再読。宮部みゆきさんと室井滋さんの対談集。想像以上の宮部さんのインドア資質が明らかになり、妄想力だけであんなにすごい作品を書き上げるのかと、すごさを実感しました。

  • 肩ひじ張らずゆるーく話している感じで面白かったです。

  • 宮部みゆきと室井滋の対談集。
    まぁまぁかな。

    ムロイの習作が意外?とよかった。

  • 楽しい対談(ガールズトーク)。

  • 対談集というより、オバサン二人のガールズトーク。それとも、共著で書かれたエッセイか、いずれにせよ肩の凝らない本。

    宮部みゆきのファンなので、ところどころで語られる小説論―というか、「論」と言うほど固くはないけれど、気をつけていること、心がけていること―が面白かったです。

  • 実際に作家としては素人の室井さんが宮部さんに小説を添削されるのがとても勉強になりました

  • 不思議な組み合わせ。
    波長は合うようで、一緒に喫茶店で話を聞いているような気分になれる。
    特に興味深いのは、室井滋の小説を、宮部みゆきが添削する回。
    言葉の選び方、物語のどこから考えるか等、貴重な創作のポイントを聞ける。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-dcbf.html

  • 2010年10月20日読了。
    女優室井滋さんと作家宮部みゆきさんのおもしろエッセイ。
    室井さんは「閏魚」宮部さんは「福女」と、ものすごく
    良い運をもっているとのこと。羨ましいなあ。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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