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みんなの感想・レビュー・書評
鉄鋼がらみのところは華麗なる一族となんか絡むような。時代背景的にかぶってしまうものなんですかね。一心と実父の松本さんがお互いの素性を知らぬまま出会うという、本当にあったらすごいことが起きています。佐々木咲子さんの演説は本当になされた演説を参考にしているのか。太もも出して街を歩く女にびっくりして死ぬかと思ったとか。
私にとって、山崎豊子との出会いの小説です。
大地というとパールバックの印象が強く、感銘を受けつつ、中国の近代史(と、カテゴリー分けしていいのか?)に興味を持ち、ワイルドスワンで辛い現実に直視できなくなりつつありました。
そんな中、大地の子は事実を上手に小説化しており、「事実を勉強するだけ」「娯楽だけ」ではなく、いずれも兼ね備える骨太の内容に、私は以後山崎ファンになりました。
冤罪を晴らした陸一心のその後。愛情あふれる養父、妻、頼もしい友人など、読んでいてほっとする気持ちを抱きながらも、文化大革命後も出自が日本人であることを見咎められないかと頑なに警戒する陸一心の、解けない緊張感がまるで伝わってくるよう。
また、満州開拓団を送った日本側の事情も描かれ、陸一心の生涯に次なる心の揺らぎが生まれそうな予感。さまざまな視点から描かれ進んでいくストーリーにはらはらして一度に読んでしまった。
2巻まで読み終えてみて、いまだに文化大革命、毛沢東思想が全く理解できないのだけれど・・・功罪あるにせよ、やはり毛沢東は建国の父ということ?
【読書その102】大地の子の2冊目。主人公の陸一心は、労働改造所に囚人として送られるが、養父の徳志の命がけの嘆願や親友の奔走により、なんとか無事に釈放される。その後、日中共同の一大プロジェクトである製鉄所建設チームの一員となる。そのプロジェクトの中で、日本側に生き別れた実父の松本耕次に偶然知り合うことになる。なんという運命のいたずら。印象に残ったのは、養父の徳志が役人から日本側が残留孤児を捜してい... 続きを読む »
陸一心と松本耕次の関係がどうなっていくかもさることながら、製鉄所建設の
内情や、文革後の国家トップの権力闘争など内容は盛りだくさん。
一巻での数々の逸話が伏線となっていて、ちょっと出来すぎてる感はある。
ただそれよりも、登場する中国人の中身のない自尊心の高さが強烈で、辟易する。
デフォルメされてると分かっていても、なんだかなあと釈然としない。
自分だけじゃなくて、他人を敬う気持ちも持てよとぼやきつつ、一巻に続き
日本人で良かったとつくづく思ってしまう。
主人公・陸一心の苦難の時代が終わり、ようやく日の目をみた、第2巻。話は、文革が終わり、成長しつつある中国と中国残留孤児の物語に移りつつあります。
山崎豊子の作品は、登場人物が、清廉潔白、思いやりにあふれた、正しい人々と、そうでない人物(主人公と対立する人々)に割とくっきりと分かれます。
『沈まぬ太陽』の時は、テーマがテーマだけにその部分に爽快感を覚えたのですが、今回はややそれが鼻につくかな。
中国の権謀術数はすごい。およそ、自分に関係ない世界だからこそ引き込まれてしまいます。
今の僕たちに想像出来ないくらいの愛国心。
これは国民性の違いなんだろーか。。
相変わらず、暗~~~~~~!!!
半年ぶり(!?)に続編を読み始めました。
ラッキーなことに、登場人物もそこまで多くない上に、話のつながりも伏線も無いから、時間が経ってても簡単に入り込めました。
逆に言えば、話のつながりも伏線も無いから、ただ単に読み進めている感満載で、正直ちょっと辛い。
例えば、突然現れた松本さんの、過去の話をきかせれば、登場人物が少ないゆえ、「あ、父ね」とすぐに分かってしまったり、丹青が出てきた時点で、「あ、また波乱ね」と読めてしまったり。
なんか、無駄にちょい出のキャラに肉を付けすぎてる気がする。特に中国政府関係者。
戦争の悲惨さ。権力の恐ろしさ。目の当たりにしているような描写で,臓腑をえぐられるようでした。お勧めします。
一巻は激動の時代と言う感じで、この二巻で物語りが繋がり、急展開します。
やはり考えさせられるのは中国との戦争ですね。
日本軍が行った事は事実として恐ろしい事ですし、許される事でもありません。
やはり日本はもっと、過去行った事の教育が必要だと思います。
確かに、中国の教育を見る行き過ぎた教育にも思いますが、間違い無く事実です。
でももっと酷い現実は、アメリカは日本に原爆を落としているのです。
物語は奇跡的に社会的地位を作った、陸一心が表舞台に出始めます。
それぞれの過去を抱えつつ人間関係も複雑に絡みます。
本当に傑作です。
いよいよ面白くなってきた。
文革も終わり、毛沢東亡き後の中国の混迷ぶり。
そして、主人公の実父の存在。
それにしても、鉄工所とは。
華麗なる一族とややかぶるか。
第二次大戦の最中、当時の満州国の発展させたい思惑で日本の政策として、日本の貧村から移住した家族。しかし敗戦の色が濃くなると、民衆を残して軍隊は撤退していく。命を懸けた逃避行で両親を失った主人公とその妹の二人は、中国人によって捕まり人身売買で離ればなれとなってしまう。
その後、親切な中国人夫婦にもらわれ、中国人として生きていく決意をして努力をするも、日本人であることでいわれのない差別を受け、文化大革命に巻き込まれていく。
物語は実際の出来事を基にしており、日本と中国の間の政治問題や歴史を知ることができるので、この図書をお薦め致します。
2009冬購入。文教堂@遊園。
良い。この作家凄いと思う。他の作品も読もう。。
ドラマはあまり見たくないかも。。
文庫本で全4巻のボリューム。
残留孤児の悲惨さを物凄い取材量(と実体験!?)で描いている。
内容はとってもダークな感じで、ただならぬ雰囲気が全体的に漂っている。
戦争というのは、こんなにも残酷なものなのか!?
また、国の方針により国民性の違いがこんなにあるのかなどなど、考えさせられることが多い。
日本人として一度は呼んでおいたほうがよいと思う。
読了
内容(「BOOK」データベースより)
陸一心の本名は松本勝男。日本人戦争孤児である。日本人ゆえの苦難の日々を経て、彼はようやく日中共同の大プロジェクト「宝華製鉄」建設チームに加えられた。一方、中国に協力を要請された日本の東洋製鉄では、松本耕次を上海事務所長に派遣する。松本はかつて開拓団の一員として満洲に渡り、妻子と生き別れになっていた…。

文化大革命の意味がわからない。





