妊娠カレンダー (文春文庫 お 17-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167557010

感想・レビュー・書評

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  • 三篇から成る短編集。
    どの話も不思議で薄暗い感じがして、少し不気味。うーむ…こういう不思議な世界観は自分はあんまり得意ではないな。
    芥川賞はいつも難しくて分からない…

  • 解説を読み、少し分かった気がしました。
    ただ、私には十分に理解出来ませんでした。
    何故か、小説からはとても綺麗だけど鋭利なピアノ線をイメージしました。

    「犬の気持ちにお構いなく、雨が降るみたいに」

  • ごめんなさい。私個人が純文学系が苦手な事を把握しないまま読んでしまいました。

    感覚や感情の表現は素晴らしいと思いましたが、どれも終わり方に納得できず、星2つです。
    読み手の想像力を働かせるような終わり方でした。
    ハッキリとした結末がない。

    世の中の、純文学に詳しい人からすると、星5つかもしれません。

  • どうにも響かない。純文学ってのはある意味、読者を置いて行ってでも書きたいことを書くものだとは思ってるけど、何を書きたいのかが僕には掴めなかった。悪意にしてはむしろ想像力の欠如の方を大きく感じるし、どちらかというと恐怖?と考えてもわかりやすすぎてしっくりこない。何か読み方を間違えているのだろうか。

    • リエンヌさん
      初めまして。
      >読者を置いて行ってでも書きたいことを書くものだとは思ってるけど、何を書きたいのかが僕には掴めなかった。

      全く同感で...
      初めまして。
      >読者を置いて行ってでも書きたいことを書くものだとは思ってるけど、何を書きたいのかが僕には掴めなかった。

      全く同感です!
      2014/11/10
  • タイトルの妊娠カレンダー含めた3話の短編集。
    正直3話とも結末ががよくわからなくあまり楽しめなかった。

  • タイトルの妊娠カレンダーは
    登場人物たちに愛を感じなかった。
    姉はただ妊娠は出来てしまったものとして
    そこに愛情がなく、いつも精神的に不安定。
    義兄はいつも顔色を伺っているイメージ。
    わたしは生まれてくる赤ん坊が破壊されていて欲しいと願っていそう。
    グレープフルーツが胎児に良くないからこそ
    毎日姉に与える。不気味…

    ドミトリイは疑問がとにかく残る
    先生がなぜ両手と片足がないのか
    いとことなぜ会えなくなるのか
    シミだったのは果たして本当に蜂蜜だったのか
    消えた学生はどうなってしまったのか

    いや〜な感じで終わります。

    夕暮れと給食室と雨のプール
    あの親子は一体なんだったのか、、

  • 短編集。

  • わたしには、難しい。

  • スッキリでもなく胸糞でもなく、不思議な結末の3話。まるで何もはじまっていなかったかのような、そんな気分

  • 生きる

著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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