剣聖一心斎 (文春文庫 た 34-2)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167562021

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  • 実在したとされる剣豪中村一心斎が中心となって描かれる短編集。誰にも負かすことのできない妖術のような剣の腕を持ちながら、常に浪人であり、アメリカに渡っていたり、埋蔵金を追いかけている自由気ままな人物。千葉周作、千葉定吉、勝小吉、男谷精一郎、斎藤弥九郎、高柳又四郎など実在した剣豪が一心斎に出会い、不思議な体験を通して、一心斎に惹かれていく。飄々としていながら、争いごとを解決する一心斎がとても痛快。
    とても面白いんだけど、話を追いづらくて、意外とスラスラ読めない。

  • 7/31

  • 02年2刷本

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著者プロフィール

1948年1月5日、大阪府で作家・高野三郎の長男として生まれる。2歳より東京杉並で育ち、サンフランシスコ州立大学創作科、早稲田大学第一文学部を中退。テレビ局員、ホテルマンを経てスポーツ紙記者在職中の74年『退屈しのぎ』で第17回群像新人文学賞を受賞。以後、作家に専念。78年『九月の空』で第79回芥川賞を受賞。
主な作品に『葡萄畑』『怒れど犬』『天使を誘惑』『坂道を越えた国』『猫はときどき旅に出る』など。エッセイ『こんな女と暮らしてみたい』はミリオンセラー、『真夜中のボクサー』を映画化、脚本、監督を務める。『Dr.タイフーン』『セニョールパ』といった劇画の原作も多数手がけ、近年は、時代小説に新境地をひらいていた。近作には、『さすらいの皇帝ペンギン』(集英社)、『作家がガンになって試みたこと』(岩波書店)、『悔いなく生きる男の流儀』(コスミック出版)がある。2021年8月17日逝去。
2021年11月13日、未刊の最後のエッセイ集『人間の懊悩』(青志社)刊行。

「2022年 『枳殻家の末娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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