アルゼンチンまでもぐりたい (文春文庫 な 30-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167568023

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて。やはり中村紘子さんの本、面白い。しかし図書館の古い本なので読んでると咳が出るような…今後はあまりに古そうな本は借りるのやめよう…

    90年あたりに書かれた文章が多く、よく考えると30年前であることにびっくり。田舎にコンサートホールが乱立していたバブルの時代。そして小和田雅子さん皇太子妃内定のニュースに寄せる文章も収録されている。時代。

    中村紘子さんの他の本も全部読みたい。

  • 20171124読了
    1997年出版。昨年逝去された中村紘子さんのエッセイを読むのは、チャイコフスキー、蛮族に続いて三作目。文才にほれぼれ。交友関係が垣間見れるのも楽しい。解説は壇ふみ。P86新幹線の中で会った19歳のキーシン P92冬のうた ラフマニノフとロシア P100週刊文春インタビュー1992年 P196山本七平氏の葬儀における弔辞

  • (2003.03.13読了)(2003.01.16購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ベルギー王妃のハンドバッグの秘密?ピアニストとハイヒールの深い関係?バッハまんじゅうとは?演奏家として、また国際ピアノコンクールの審査員として世界をかけまわる著者ならではの鋭い文明批評や、地球の裏側アルゼンチンまで穴があったら入りたい程の失敗談。時にクスリ、時にドキリのエッセイ集。

    ☆関連図書(既読)
    「チャイコフスキーコンクール」中村紘子著、中央公論社、1988.11.07
    「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子著、文春文庫、1995.03.10
    「どこか古典派」中村紘子著、中央公論新社、1999.10.17

  •  このすぐれた音楽家には通常の物書きとはかけ離れた言語感覚があるようで、ときにキュート、ときにシュールな言葉遣いが光り輝いている。

  • 大変すばらしいエッセイでした。
    20年前に出版されたものだけど、まるで色あせない内容。言葉が音楽のように軽やかで、品があり、深みがある。

    中村紘子という人がピアニストであることしか知らなかった。
    どんな人で、どんな音楽を奏でるのか全然知らないので、この本を読むことになった偶然に感謝したい。

    林真理子のエッセイが好きな人にピッタリな気がするなあ。
    品(ひん)はずっとずっと上なんだけど、視点は結構似ているきがするの。

  • 黒柳徹子のように好奇心と知性と才能をもったいつまでも少女のような人、という印象。本物のお嬢様。檀ふみの解説も秀逸。

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著者プロフィール

2001 年 神戸女学院大学人間科学部卒業
2006 年 名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程単位取得後退学
現職 愛知淑徳大学人間情報学部 助教
専門分野は,認知心理学,思考心理学

「2019年 『心理学実験演習 図表作成マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村紘子の作品

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