リンボウ先生イギリスへ帰る (文春文庫 は 14-5)

著者 :
  • 文藝春秋
3.28
  • (7)
  • (5)
  • (42)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 144
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167570057

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • エッセイストがイギリス滞在で触れた文化や考えたことを徒然と描く。会社勤めにはない視で、よくこんなに話のネタになることを見つけ出し、文章に書けるものだなと思う。
    自分への備忘録として地名の接尾辞の一例。
    〜ton = 「〜の農場」
    〜don = 「〜の丘または谷」
    〜worth = 「〜家の所有地」
    〜chester = 「〜の城市」
    〜ham = 「〜の入植地」
    〜ford = 「〜の渡し(渡河点)」
    なるほど、土地の由来に思いを馳せることができる。

  • 「イギリスはおいしい」「イギリスは愉快だ」に通ずるイギリス考察本というか体験記というか。オペラの話が特に興味深かった。

  • リンボウ先生お得意の英国に関するエッセイ集です。英国で体験したことや感じたことを、リンボウ先生の視点で考察します。車のナンバープレートや、銀行のお話には笑ってしまいました。

  • イギリスはおいしい、が面白かったので他にも借りて読みました。面白かったです。所でおいしい、の方に収録されていたスコーンのレシピを控えるのを忘れてしまいました…。又今度借りてこようと思ったらネット検索したらすぐに出てきてびっくり。凄いなあ、情報化社会。

    このエッセイを読んで量り売りのことをふと思い出しました。
    そう言えば自分が海外に住んでいた時もスーパーでは野菜は山積みになっていて備え付けられているビニール袋に必要な分だけ詰めて買っていく、と言うスタイルだったなあ。
    それに慣れていたので日本に帰って来た時、商店街でサクランボの量り売りをやっていて自分で好きなだけ詰めようとしたら店員さんに慌てて止められました。そして買う単位は100g単位にしてくれ、と言われてああ、日本はそうだったか~と思ったことを懐かしく思い出しました。

    それにしても車のナンバープレートは良いですね。日本のソレはカオス状態で本当によくわからないし。是非改正すれば良いのに。

  •  あえて低め。
     面白いけど、意見があわない人もいるだろうから。
     まぁ、変なイギリス人いるんだなーくらいの気持ちで読むべし。

  • 斉藤晴彦(俳優…誰?)の解説が酷い…

  • イギリスにはまっていた頃に買った本。
    読み返すとまた行きたくなる。
    取っておきたいけど、スペースがないから売る。

  • 再読。この人の文章はここちよい

  • イギリス人の生態は不可思議で、無駄で、ハイセンス。そして味覚オンチっぽい。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。

慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(Pコーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で、国際交流奨励賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論等著書多数。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)『謹訳世阿弥能楽集』(檜書店)『謹訳徒然草』(祥伝社)等著書多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

林望の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×