とらちゃん的日常 (文春文庫 な 35-2)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167585020

感想・レビュー・書評

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  • 猫かわいい。アレルギーがなければ飼いたいがアレルギー。らもさん猫好きなのめっちゃわかるな。

  • コロナブックス「作家の猫」(2006.6)の表紙を飾っている「とらちゃん」、とても可愛いです。拙宅の「ゆず」によく似たキジトラです。中島らもさん「とらちゃん的日常」、2004.7発行(文庫)です。らもさん(1952~2004 享年52)の愛猫に捧げるエッセイ集、写真も沢山収録されてます。トラおひめちゃんの口ひげ四本の写真には頬がゆるみました。「来世はネコに生まれ変わりたい」との言葉も。中島らもさん、とらちゃんが好きで好きでたまらなかったんだなと、この本を読んでよくわかります!

  • 流石に猫にマジックマッシュルームはアカンやろと思った。
    キャベツの幻覚とは何ともシュールな。

  • 自宅でも犬を隣人にじわじわ奪われ、仕事場でも猫を大家さんに奪われるらもさん(笑)。面白いけど猫にマジックマッシュルームを食べさせるところはドン引きしました。

  • 愛猫エッセイ、写真80点収録でカワイイ。ネコを飼っているつもりが、実はネコに飼われている著者であります。

  • らもさんによる猫エッセイ集。「おれは猫を飼うに値しない人間だ。だが、猫の高貴さがおれの悪業を洗い清めてくれる。」大家さんにとらちゃんを奪われるシーンには笑ったり、猫にマジックマッシュルームを食べさせるシーンには驚いたり。らもさんらしさは薄めないまま、猫という孤高の存在が現れていて。そんな一人と一匹を、読者として眺めているのが楽しかった。

  • とらちゃんかわいい。
    らもさんは、とぼけたエッセイで好きですが、とぼけ具合は甘め。
    女性誌への連載という事で手加減をしたかな。途中からとらちゃんの話は少なく、別の話が多くなってくるのはご愛嬌なのか。

  • とらちゃんがかわいい。猫が好きならおすすめ。

  • 猫好きに悪い人はいない。とは思いたいですが、「殺人とレイプ以外なんでもやった」と公言する著者の感覚には嫌な気分になるし、でもこのおっさん何だか憎めないし、しかし猫に何てことしやがる!と殴りたくなるし…。なんとも複雑な読後感です。ちょっと特徴のあるお顔のとらちゃんと、途中から同居するようになったふくちゃんの写真には文句なくメロメロに。写真が多いので文章のなかにはあまり猫たちがでてこなくなっても許せます。破滅型人間を地でいく著者のバンド活動なんぞどうでもよい。講演会に呼ぶ人の気が知れない。と思いつつもムカムカしないのは、ことの次第を知らない外注業者さんに怒ってしまった後、 素直に悪いことをしたと言える人間性がどこかしらに感じられるからかもしれません。でも毒キノコの件だけはダメ、絶対。本人がどうなろうと勝手だが回りを巻き込むな。

  • 「レイプと殺人以外はすべてやった」中島らもの執筆とバンド活動と劇団と黒門市場で¥3,000で買ってきた雑種の「とらちゃん」との日々を綴ったエッセイ集。自宅でも犬、猫、蛇、サソリ等を飼っていて、このとらちゃんは仕事場で飼っている。そこに交通事故で左足を切断した3本足のふくちゃんもやってきて、最初はお互い警戒するが、画像多数のこの本にはふくちゃんととらちゃんが丸くなって寝ている写真も。「おれの無口なペン先ではとても描写できないほどとらちゃんは愛らしい。彼女がおれの罪を洗い流してくれるのかもしれないー中島らも」

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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