ツチヤの軽はずみ (文春文庫 つ 11-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167588045

感想・レビュー・書評

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  • 著書のエッセーの馬鹿馬鹿しさ、癖になる。ただ、読んでいて時々吹いてしまうので、決して人前では読めない。

    下手うまな挿し絵も味があっていい。

  • 文春文庫で刊行された著者のユーモア・エッセイ集は、本書で4冊目となりますが、本書以降、表紙をいしいひさいちのイラストが飾っています。『ののちゃん』のツチノコ教頭は登場人物のなかでは一番の常識人なのに、本書の内容はあいかわらずふざけた文章です。

    そんな中にときおり差し挟まれる、子ども時代の幸福が失われたことを考察した「何を失ったのか」のような、滋味あふれる文章が光っています。

    もちろん、学生や助手とのやり取りを題材にした、いつも通り屁理屈全開の文章も楽しんで読めます。

  • 解説 / 中井 貴恵
    装画 / いしいひさいち
    タイトルレタリング / 小宮山 博史
    カバーデザイン / 日下 潤一
    本文イラスト / 土屋 賢二

  • うーん、バカバカしさ全開。
    これが「週刊文春」に連載されてるんだから、すごいよなあ。
    本当に得るところがない本だけど(笑)、面白さは保証付。
    三浦しをんと並ぶわ。

  • 読書録「ツチヤの軽はずみ」3

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    P92より引用
    “せめて趣味ぐらい、だれからも指図されないようでありたい。


    目次から抜粋引用
    “熟慮は疲れる
     くりかえしは効く
     心休まる食事
     こんな本を読んできた
     北極グマを見ろ”

     哲学者である著者による、雑誌週刊文春に連載されたエッセイ
    をまとめた一冊。
     年明けのあいさつから助手とのやり取りまで、自筆のイラスト
    を添えて書かれています。

     上記の引用は、著者の趣味のピアノについて書かれた話での一
    文。私も全く同意見です、楽しい思いをしている時は、人の話し
    声さえ邪魔に思えてしまうので、昔からあまり友だちが出来ない
    のが難点でした。まあ一人でも楽しく時間を過ごせるので、寂し
    くはありませんでしたが。本当ですよ。ええ。
     連載エッセイの文庫化第一弾とのことですが、このときにはも
    う語り口が完成されている感があります。

    ーーーーー

  • ツチヤ先生の哲学の講義を受けてみたいと思ってしまう。電車の中で読んでいると、笑いをこらえるのがたいへん。この笑いのつぼがあわないという友人がいて、むしろ、彼を研究対象にしてみたいと思った。

  • 哲学の教授によるエッセイ集。

    くすくすとした笑いがじわじわとくる。

    くすじわ系。

  • ちょうくだらなくて笑える。
    文章と絵の両方で笑わせてくるからどうしようもない。

  • このひねくれ具合が好きです。
    「酷暑の中の授業」
    「原稿ができるまで」
    「若者の座り方」
    「一貫しない動物」
    が好きです。

  • 内容は覚えていない。

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著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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