空から恥が降る (文春文庫 ふ 10-3)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167591038

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  • アメリカの食料投下を指す

    ●日本は「謝罪」=情緒的
    和は礼を尽くすことによって成り立っている。→礼を尽くすことを求める=謝罪を求める
    …謝れば許す
    ●他国の「謝罪要求」は全く異なることを意識すべき

    ●ミサイルをリモートコントロールするように人間集団もリモートコントロールできると思っているアメリカの自己過信と現実への倒錯
    …戦争の最低のモラルは自分の血を流すということではないのか

  • 藤原新也氏が01~02年に自らのホームページに掲載したエッセイをまとめたもの。一人称もたまに「俺」になったり、文体も変わったり、通常の著作とはやや違う雰囲気。同時多発テロ・米軍アフガン侵攻、与那国島、銀座の捨て猫等々。表題「空から恥が降る」は、米軍がアフガンに爆弾を落としたあと、食料品を投下した事を評して。

  • スポンサー、出版社、新聞社、マスメディアに限らず、どこにも媚びない。すべての事柄において平等に判断できる人。たぶん、数多くいるジャーナリストと名乗る人たち以上には、簡単にマネできないであろう。尊敬できる大人だ。そして、猫が好きな、ただのおっさんでもある。

  • 藤原新也が公式サイトにアップした文章をまとめたもの。個人的には若い頃の文章の方が好きだなー、いい感じに尖ってて。初期の文章は、人っていう概念からちょっと外れてる感じがしてならない。

  • 藤原信也はメトロミニッツの文章を読んで興味を持ち始めたのだが、雑誌のような感じを期待して読むと見当違い。
    メトロミニッツの藤原信也を石に例えると、こちらはじゃがいも。温かく、ホクホクしてた。普通のおじいさんのような気がした。

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著者プロフィール

1944年福岡県生まれ。『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』『なみだふるはな』など。

「2022年 『若き日に薔薇を摘め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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