がんから始まる (文春文庫 き 18-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167599072

感想・レビュー・書評

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  • がんにかかった米原万里のおすすめ本である。変な治療方法をすすめるよりも、どのような心理状態の変化があるのかということが書かれているので、質的分析に使えるのかもしれない。

  • 20世紀前半は結核、後半からは癌が。結核は若い人、癌は中高年がかかりやすく、癌の基本的な原因は老化ともいわれてるそうです。ペットも長寿化して癌が増えているとか。岸本葉子さん「がんから始まる」2003.10刊行、2006.4文庫化です。著者は2001年10月、40歳で大腸がんの告知を受け、初めての入院~諸検査~手術、そして術後の暮らしを丁寧に几帳面に記されています。人生の大事と小事に関する思い、全身を人の手にゆだねることへの覚悟が伝わってまいります。日々、大事と小事を峻別しないで暮らせる幸せに気づきます!

  • ふむ

  • 勉強になりました。

  • 問題に対し情報を集め見極め自分の気持ちを確かめながら進む姿に好感が持てた。冷静に書こうとする姿勢が受け入れやすく読みやすい。
    やはり問題は書きだしてみるのがよいんだろうな。

  • ご自分の体験記。
    今までのエッセイとは一味違い
    現実にクールに立ち向かう岸本さんに
    とても好感が持てました。

  • 読みやすく、トーンが暗くなくしっかりとしているので。著者の考えや気持ちの動きのプロセスがよくわかる。

  • 強く前向きに生きる姿に、独身女性の強さを感じます。

  • (2006年3月)。

  • 2006/05/28

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著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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