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みんなの感想・レビュー・書評
新種の日本脳炎の脅威。
バイオテロかと思わせるような展開。
人間って弱い生き物で、いつも自然の脅威にさらされている。
今後、このようなウイルスが突然変異で生まれてこないことを祈る。
当然、人間が生み出すようなことがあっては困る。
それと昭川市って埼玉県にあるのか?
どうやら架空の市らしいがホントに実在するのかと思った。なんせ本の冒頭に昭川市の地図がのっているんだもの。
途中公団住宅で飛び降り自殺が多発するという状況が発生。
なんで自殺者が多発するのか?その描写の必要性がよくわからない。
良くも悪くもパニック小説としては、もっとテンポよい展開でないと。
ちょっと長すぎるかな?自分としては読む速度が落ちているのがよくわかった。
現在、日本での日本脳炎の発生は年間数名だそうだ。95年刊の本書では当時、副作用を危惧する余り義務的予防接種が中止されていた日本で、ある地域を新型日本脳炎が襲う。川端裕人『エピデミック』がフィールド疫学の方法論に関する書なら、本作は既知と思われる伝染病が一地域限定で発生した場合、行政、社会がどう動くかを冷酷なまでに炙り出す。はみ出し医師と小役人的保健所職員、孫のいる看護婦というヒーローらしからぬ3人組が奮闘する。謎の感染症が地域社会を静かに蝕んでいく姿が淡々と描かれておりかなり怖い。蚊のいない冬で良かった。
ホラー/ミステリ作家の性か?個人的には最後の7行は必要ないと思う。^^;
久しぶりに読んで、やっぱり面白かった。
東京近郊の、どこにでもあるような町で何故か大発生した「日本脳炎」。
パニックに陥った市民の様子や、問題が発生しているのになかなか動かないお役所仕事などが、現実の日本のよう。
作者が「ヒーロー不在のパニック小説」と言っているように、
ヒーローではない人達が、思い込みで間違えたり、途中で面倒に思って迷ったり、と大活躍とは程遠いので、
分かりやすくスカッとする話ではないが、それが逆にリアルで面白い。
篠田さんの作品で、一番気に入っています。
ちょっとした情報を集めるために読み始めたのだが、分量が多すぎて少しだれてしまい、予想以上に時間がかかってしまった。
内容は簡単に言うと、「ある夏、東京近郊で新型の感染症が流行する」というもの。
役所の保健センターを中心に物語は進められ、職員、看護師、医師などの視点で描かれている。
600頁近くもある紙面の中で緻密に計算されたストーリーがどんどん進んでいって、難解なパズルを解いていくのをとなりで眺めているような感じだった。
ただ、緻密であるぶん、想像力をあまり挟ませないようにつくられているように感じてしまい、感情移入があまりできず、途中から集中力が切れてしまった。
欲しかった情報はこれ以上ないというぐらい手に入ったのでよかった。
ウィルス感染のお話。
作中に出てくるのとは微妙に違うけどなんだかカタツムリ恐怖症になってしまいました。
埼玉県の昭川市という架空の地域で突如発生した奇病。
保健所職員を中心に物語が進んでいくが、行政や役所のシステム、看護士、医師の働きぶりなど、リアリティがある。
伝染病に対して、どう対処していけばいいのか、この国のシステムは、なぜうまく機能しないのか、保健所や医療関係者が危険にさらされている状況など、まさに今の問題そのもの。
2009年夏、新型インフルエンザの対応にあたふたしていた時期に読む。恐ろしくそのときの状況に似ていた。
役所の描写がリアルで身につまされる。ミステリー的などんでん返しはなく、パニックにさらされた人々を丹念に描かれている。淡々とした描写なので、あまり怖さがなかったのが残念。
絹の変容から続くかんじ。日本の一地域だから、国の対応が遅かったり、他地域の人は他人事で、発生地域の人を汚染扱いしたり、なにかとかぶるような話ですね。
リピートです。何度読んでも、現実に起こりそうな恐さがある。去年のインフルエンザもこの夏の酷暑も何かの前触れかと思ってしまう…。
この前に読んだ篠田氏の作品が「斎藤家の核弾頭」だったので、軽い感じ、、、の話を想像していた。
が、とても重厚で、、、でも、とても面白かった。
これを読んだ後、カタツムリが恐くなります。最近あまり見ないけど。
SARSのこともちょっと頭をよぎった。
篠田節子さんの本は「コミュニティ」に続き2作目。
バイオハザードのお話で、近年では毎年のように
インフルエンザの新型が蔓延しては、大騒ぎになる。
マスクを求めてパニックになったり・・・。
この「夏の厄災」と言うお話は、突然ある限られた地域に突然
死に至るほどの恐ろしい病気が流行ってしまう。
感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを
悩ます硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ・・・。
いつ起こってもおかしくないリアリティーがあり、とても怖かったです。
難を言えば、話の展開が遅くて途中で何度も同じような話の繰り返しに
少し飽きてしまいました。( ̄∇ ̄;)ゞ
今の日本のシステムだと、災害が起こってからの対処に時間がかかり過ぎる
本当にありえるお話なだけに、背筋が凍る思いで読みました。
この週末は、「容疑者Xの献身」とこの本を読んだ。どちらも薄くはないが、一気に読ませる。幸せな週末となった。
東野圭吾も篠田節子も今回初めて読む作家。
世紀末のバイオ・ハザードという言葉から連想するほど、バタバタと人が死ぬわけではないが、その抑え気味のストーリーの方がより現実っぽく、怖さを感じた。
埼玉県の架空の中都市、秋川市を舞台にした日本脳炎騒動を描く。中心である主人公が不在で何となく座りが悪い。ただし、地方都市の役所の動きの悪さが納得の行く形で書かれていて、妙にリアリティがある。娯楽小説としてよくできているとは思うが、ラストが少々簡単すぎるような気もする。
イビス-神鳥 の後で手に取った本。
最初は物足りなさを感じていたが、何度も読む内に面白さがスルメのように味わえてきた。
ありそうっつか、蝸牛の奇形をテレビで見たことある自分には容易く想像できてオェ。
どこかで原因不明の病気・しかも感染型が流行ったら囲まれて放置されるのだろうなと
Out breakという映画を思い出す。
まぁ、それ以外でもよく題材にはなっているだろうが。
他の『絹の変容』『レクイエム』『聖域』『贋作師』『カノン』あたりダァーっと立ち読みしたがイマイチそうで買って読んでいない。
あらすじなどは面白そうだっただけに
面白かったら教えて下さい。
あらすじ ---------- 東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ?感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。その間もウィスルは町を蝕み続ける。世紀末の危機管理を問うパニック小説の傑作。 ---------- 期待していたほど面白くはなかった。好きな小説の... 続きを読む »
バイオ系パニックサスペンス。日本脳炎ネタということで、実にタイムリー。じっとりじめじめした暑さ全開なこの時期にお薦めの一作、かも。蚊が怖くなること間違いなし!(笑)
しかし本当に怖いのは、病原体の恐怖じゃないよね。やはり怖いのは生きている人間。特に後半になると、集団心理の恐ろしさというものがひしひしと感じられる。「災厄」とはいえ、これは「人災」だよなあ。
ある日の夜間緊急診療所を訪れた、光に過敏に反応し、花のように甘い匂いがすると訴えた患者を筆頭に、昭川市内では同様の症状で病院に運び込まれる患者が急増。そしてそのいずれもが重篤な状態に陥り、死亡する者まで出た。検査の結果、彼らは日本脳炎と診断される。現代ではほぼ撲滅されたとされる病気がなぜ今また流行りだしたのか?いや、それ以前にこの症状は本当に日本脳炎なのか?現場で患者と接する看護婦の堂元房代や、... 続きを読む »

サイエンスパニックもの好きの私の中でもピカイチ!





