ダナエ (文春文庫)

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著者 : 藤原伊織
  • 文藝春秋 (2009年5月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167614058

ダナエ (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中篇一本に短編二本。導入がやや入り込みづらいが、入ってしまえばとてもしっかりした作品だった。特に人物が良い。とりわけ女性が良い。やわらかくありながら、サバサバとバードボイルドであって、惹かれる。いいな、と思わされる。読後に「テロリストのパラソル」の著者であると知り、なるほどと思うと同時、これが遺作であるということが残念でならない。

  • 大きな余韻。謎多き終わり方が何とも言えず心地良い。以前一度だけ浅田作品で似たような作品があった。その時は読者への挑戦状に思えたが、本作は読者に委ねられているといった優しい雰囲気を感じた。初読みの作家さんでしたが、すでに他界されているようで新刊が出ないのはとても残念。刊行済の他作品も読んでみたいと思う。
    あらすじ(背表紙より)
    世界的な評価を得た画家・宇佐美の個展で、財界の大物である義父を描いた肖像画が、切り裂かれ硫酸をかけられるという事件が起きた。犯人はどうやら少女で、「これは予行演習だ」と告げる。宇佐美の妻は、娘を前夫のもとに残していた。彼女が犯人なのか―。著者の代表作といえる傑作中篇など全3篇収録。

  • 藤原伊織の遺作となった短編集です。あまり短編は読まないので放置していましたが、早く読めばよかった。非常によかったです。
    シリアスな空気の中で不思議な優しさというか優しさがあります。これは彼の本に通底している特徴です。

  • 藤原伊織の作品は全部読んでたと勝手に思ってたのだけど。すっきりと自暴自棄なオヤジと、すっきりと陰のある女性たちが出てくる中編集。本筋からしたらたぶん要らない要素がかなり印象的で、特に「まぼろしの虹」で出てくるおでんの描写は、梅雨時だけど本当に食べたくなる出来。傑作「テロリストのパラソル」のホットドッグと合わせ、この人グルメライターになっても成功しただろうなあ。

  • 「水母」の,元妻への配慮の仕方が好き。

  • 藤原伊織氏の短編集。個人的には『雪が降る』の方が好きでした。でもこの作品もそれぞれのお話に藤原伊織さんらしさが出てて楽しめました。大好きな作家さんです。

  • 2014/10/01読み始め
    2014/10/02読了

  • いい意味で読み進むうちに引き込まれてく作品集。
    小池真理子さんのあとがきが秀逸。

  • 会話で物語を作る作家さんなんですかね、伊織さんは。

    初めてだったので、他の作品はわからないんですが。


    短編集ですが「孤独だけどいいオトコ」が、全てに出てきます。

    そんな感じの本。

    あとがきが良かったっす。

  • 藤原伊織を読むと、過去に生きることは必ずしも後ろ向きではないんだよなあ…と思ってしまう( u_u)

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