名残り火―てのひらの闇〈2〉 (文春文庫)

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著者 : 藤原伊織
  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167614065

名残り火―てのひらの闇〈2〉 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしかった。やべえ。続編無いとか残念でな
    らない。これで予定調和とか登場人物が格好よす
    ぎてリアリティが無いとか言う奴はアホだと思う

  • 「人気出ちゃったから」の続編じゃないの?前回よりは期待できないなーと思いながら手に取るが、ストーリー性もさることなら、このハードボイルドな文章がいいんだよなと、話に引き込まれる。

    前作から数年後の主人公、一人で会社を立ち上げ過ごしていたが、友人の死を知り背景を独自調査する。

    フランチャイズの経営の裏側にも触れられていて、興味深い。
    特に事件が終わってからの、バーでのラストが良い。

  • 藤原氏遺作で、病床で加筆、改稿作業をおこなっていたという作品。てのひらの闇の続編にあたる。
    処女作が傑作すぎたゆえにこれまでの軌跡は順風満帆ではなかったのかもしれないけれど、結果、終わりすべて良し。処女作の伊織さんに立ち返られたような本作。この作家に出逢えてよかったと思えた作品。ぜひ。

  • 先ずは、本作でとうとう藤原伊織作品を完全制覇してしまった。それもあってか感慨深い作品だったけど、やはり単純に面白かった。
    「てのひらの闇」が好きだっただけに続編で「コケたら?」といった一抹の不安があったものの、たんなる杞憂であり、前作の設定を活かしつつ十分に単体でも楽しめる作品だったと言える。

    相変わらずハードボイルドでありながらも知性を感じさせる丁寧な言葉遣いで、大人な会話が繰り広げられていくのだが、会話のやりとり自体が魅力な上に、その会話から事件の確信を突いてく様にはつくづく文章のうまい作家だったと感心させられてしまう。。
    ミステリとしては特別なギミックがある訳でもないのだが、このキャラクター達が織り成すストーリーだけで十分に愉しめる。それは上述のように会話のやりとりであったり、そこから垣間見る人間性であったりといったスパイスが巧みに利いてるからではないだろうか。

    ストーリー上では主犯の異常性に関しての背景が曖昧というか、、、なんか釈然としない気がしないでもないが、藤原伊織の遺作ともあって若干のひいき目もあり、このままでも十分だったんだと納得してしまう部分もある。。。。

    いずれにせよ、藤原伊織作品の新作にはもう二度と出会うことのない寂しさは読了後の後味として残った。
    改めて藤原伊織さんのご冥福をお祈りします。

  • 帯に「藤原伊織、最後の長編小説」とあって、ああ本当に亡くなってしまったのだなと改めて思いました。もっとたくさん書いてほしかった。「人は二度死ぬ、二度目の死は人に忘れられたとき」といいますが、作家は作品が読まれ続ける限り二度目の死を迎えることはないのですね。

  • シリーズ化するつもりだったのだろうと思えるラスト。まさかのナミちゃん、登場人物たちのその後が気になります

  • 手のひらの闇の続編。
    また癖のある魅力的な登場人物が登場。
    大入道みたない三上。なみさんとねー・・・。
    大原さんは、報われるのか報われないのか。何だかやきもきします。
    まだまだシリーズとして読んでみたい作品だったのですが。合掌。

  • これが最後の長編になるなんて。
    こんなに早く亡くなるなんて思いもしなかった。好きな作家さんの1人で だいたいの作品を読んできたけど どれも良かった。
    ほんとに残念です。
    合掌。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    飲料メーカーの宣伝部課長だった堀江の元同僚で親友の柿島が、夜の街中で集団暴行を受け死んだ。柿島の死に納得がいかない堀江は詳細を調べるうち、事件そのものに疑問を覚える。これは単なる“オヤジ狩り”ではなく、背景には柿島が最後に在籍した流通業界が絡んでいるのではないか―。著者最後の長篇。

    敬愛する藤原伊織の遺作で、てのひらの闇の続編です。やはりアル中気味の主人公と彼をそれとなく慕う切れる元部下の美女。そして友の死の謎。伊織ハードボイルドに必要な物が過不足なく盛り込まれており、一層早い死が惜しまれる出来となっています。
    今回は重厚な大企業の海坊主のような社長が、漢気溢れる登場をしてとても重要な役どころだったので、恐らくこの本は3を出す予定ではなかったかと推察されます。読みたかった、本当に読みたかったです。

  • 飲料メーカーの出で、ここまで探偵めいたことをこなすのは小説ならでは。フランチャイズの厳しさは報道されているので、リアリティがあった。著者最後の長編だったそうです。

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