わたしの鎖骨 (文春文庫 は 19-1)

著者 : 花村萬月

• 文藝春秋 (2000年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[katsushelfさんの感想 · 2014年2月18日]

各ストーリー共に面白かった。歌舞伎町の話だけが現実味の無いドタバタ劇で興ざめだったかな。

[bubu-oさんの感想 · 2012年7月23日]

煙くさいというか、独特のくすんだ世界観が秀逸です。

世の中に対して斜に構える登場人物達が、人生に対して正対する瞬間がかっこいいです。

[中尾慎吾さんの感想 · 2011年11月18日]

大学時代に読んだ。

面白かった。

面白すぎて、誰かにプレゼントした。

また読みたい。

[たももも。さんの感想 · 2011年3月26日]

愛と暴力は紙一重ですね。暴力的に愛されてみたいと思いました。

[マダムさんの感想 · 2009年11月8日]

色っぽい本でした。余韻が残る本は好きです。

たまたま図書館で知った本ですが、アタリと思います。

[もっこさんの感想 · 2009年9月9日]

この著者は「性と暴力の作家」と言われているようですが
確かに本作にも、そういう描写はあるけれど
それだけを描いているわけではないので
暴力の描写が嫌いな私でもサラリと読めました。

作品の焦点の当たった部分がとにかく濃密で緻密。
そして読後感は爽やかとは言えないなぁ〜

青春の無駄な熱さというか、虚しさというか
どこかで繰り広げられてる１シーンを
覗き見してるような罪悪感すら感じた。
それくらいに執拗なんですよね。
嫌いではないんだけど、たぶんもういいかな？

[蜻蛉さんの感想 · 2009年1月18日]

私にはちょっと受け入れがたいというか、苦手な世界でした。

[wired321さんの感想 · 2009年1月1日]

どの話も面白く読めた。愛と青春と暴力と・・・

[本の虫★ハルイチさんの感想 · 2007年9月17日]

軽くトラとウマ
読んでいて思わず鎖骨をさすりました

なんで？？と思う方は、読んでみてください！！
察しがつく方は、多分はずれｗ
まあ、読んでみてください。さすったら教えてね

[けいちかさんの感想 · 2007年6月26日]

短編集。作品は５つ入っています。５つ目の「新宿だぜ、歌舞伎町だぜ」には、「眠り猫」シリーズ(好き！)の猫こと仁賀と「なで肩の狐」シリーズの蒼の海が出てくるんですよ〜。知らずに購入したけど良かったです。この作家は性と暴力の作家といわれているようですが、この短編集は(勿論暴力も性も出てきますが)、ちょっと捻った感じのするお話がいくつかあって、最後に「おぉー」とつぶやいてしまったりしました。ちょっと今までこの作家が苦手だった人も、この短編集から読んでみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」