壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

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著者 : 浅田次郎
  • 文藝春秋 (2002年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167646028

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壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)の感想・レビュー・書評

  • 登場人物を知っていれば、面白い。
    知らなければ単純な人情物語。
    主人公がどうなるのかは下に続く。

  • 流し読み。悪くはないが退屈。新撰組に美学を感じていないのが一番乗れなかった原因かもしれない。
    虚栄に溺れて自滅してばかり。建設的に頭を使えない人達ばかり。

  •  
    …… 「守銭奴」と蔑まされようとも、愛する者のために生き抜いた男
    の運命を描く。── 浅田 次郎《壬生義士伝 200209‥ 文春文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4167646021
    http://navicon.jp/osusume/tid944/
     
    (20170303)
     

  • キャラ読みして感情移入するのは悪い癖だ。再読必須。下巻はもっとペース良く読まねば。

  • この小説は、今までで一番泣けたです。

    幕末も好きな時代設定で、新撰組のメンバーが出て
    読んでて楽しかったな。

    江戸時代の飢饉の様子も壮絶な描写で読んでてつらかったな。口減らしで子どもをたんすかなんかにいれて死ぬのをまって、その子どもを漬物かなんかにして食をつなぐ・・・。とか。
    飢饉で人は死んだのではなく、そんな悪食をしていたので疫病になり大勢死んだんだとか。

  • 浅田次郎さんの作品は読んだことがなかった。
    しかし、浅田さんの書く時代物は泣けると聞いて、今回読んでみた。
    歴史を扱った日本作品を余り読まないわたしが、特に興味もなかった新撰組を扱う本書を選んだことは、我ながら意外だ。
    わたしは新撰組ときくといつも、それって尊幕側だっけ倒幕側だっけという疑問。ここまで幕末に知識がない人間もいないんじゃないかというくらいゴッチャになっている。

    貧しさから南部藩を脱藩し、新撰組に入隊した吉村貫一郎。全てを故郷の妻子に送り、身なりにも構わず、周りからの嘲笑にも耐える吉村が、顔見せできない南部藩屋敷に満身創痍の姿で現れたのは何故なのか。

    上下二巻と長い作品で、ところどころわからない言葉もあるが、物語としては大変読みやすい。
    吉村貫一郎をはじめとした東北の強い訛りを読みにくく感じるひともいるだろうが、吉村の実直で不器用とも言える人間性が東北訛りによって更に引き立ち、心に響いてくる。

    新撰組に興味のないわたしのような者でも、面白く読み進められる。
    まだまだわからないことも多いが、新撰組といったら土方歳三や沖田総司といった耳慣れた有名人ではない吉村貫一郎だからこそ、近く感じられ引き込まれるのかもしれない。

    吉村貫一郎がどうなるのか、下巻へ。

  • 著者の作品はお涙頂戴モノといわれてますが私は結構好き。(中でも蒼穹の昴シリーズが大好き。)
    でも、新撰組の義があまり好きではなくて、この作品はなんとなく敬遠してました。

    が、実際読んでみると士道からみた従来の新撰組の雰囲気とは違い、人間としての生き様を語った話でとても引き込まれました。
    幕末の混乱を極める時勢の中、ひたすらに家族という義を貫く主人公吉村貫一郎の姿が切なくて。
    貧困が故に脱藩して家族を養うことは武士としては罪だけど、人としては正しい・・・
    それをみんな分かっているけど、口に出しては言えない・・・
    こんなに生きづらい世の中が、ほんの150年前に本当にあった世界だなんてあらためて考えると恐ろしい。
    今は正しく生きようと思えばそれを貫けるいい世の中なんだなあ、なんて思いながら読みました。

    下巻も楽しみ。

  •  登場人物それぞれが家族への想いを内に秘め、見栄や名誉よりも大切なそのために、時代の変わり目を必死に生きる。
     そして、身体は朽ちても、その想いだけがまるで生命の本体かのように、誰かの身体にまた宿り、時代を超えて生き続ける。

     巧みな構成に感心しながら読みふけり、後半は涙なみだ。

  • 涙なくしてかたれない
    一人一人の幕末の生き様がみれます

  • 吉村貫一郎
    生きるために人を斬る

  • 南部、岩手出身の吉村貫一郎を語る人々。斉藤一のデレがすごい。
    東北人の頑固さ、賢さ。そういったエッセンスを描きたかったんじゃないかな。

  •  侍という化物の話。

  •  多くの方々が指摘していますが、この物語は百田尚樹氏の「永遠の0」とよく似ています。ストーリーも、登場人物の性格も、主人公の姿をいろんな人の目を通して描くことで多面的に浮き彫りにしていくという手法まで、何もかも。

     「壬生義士伝」も「永遠の0」もどちらも男の壮絶な生き方を描いています。カッコよくて悲しいです。二つの中では、私は壬生義士伝の方が好みです。話の進め方(取り回し)が洗練されていて厭味がないから。

     ところで、武士というのはどうしてこんな不自由な生き方から抜け出せなかったんでしょうか? 腹を切らされることは今のサラリーマンでもあることかもしれませんが、それでも本当に刀で切って死ぬほどのことはありません。そんなことしたら痛い! 武士に生まれなくてよかった……。

  • 浅田次郎の長編作品を読むのは『蒼穹の昴』に続いて2作目。
    新選組に実在した人物である吉村貫一郎の人物像が、同時代を生きた複数の語り手によって語られていく形式の作品。

    吉村貫一郎が人斬りとして生きる道を選んだのはなぜか、
    その理由が気になりながら読み進めていくことになった。

    自分の命をかけて家族を守ろうとする父、
    脱藩者の息子という汚名を受けながら父の行動の意味を
    理解し、自分の人生を悔いなく生きる息子。

    親子の物語。

  • まだ上巻が終わったところ。話はこれから!

  • 元南部藩士で新撰組に参加した吉村貫一郎を、周囲の人間が回想する形で描きながら、幕末の状況も浮かび上がらせた作品。
    同期の新撰組隊士、教え子、後輩の新撰組隊士、斉藤一と回想が続き、以下次巻。
    生まれや時代背景に縛られた中、不器用に生きる吉村貫一郎が良い

  • この本読了を以て 浅田文学にハマりつつあるワタクシ。

  • 色んな人から聞いて少しずつ浮き彫りになっていく吉村貫一郎の姿。とくに池田と斉藤の話が好きです。とても良かった。
    池田の話では度々こみあげてくるものがあって、気づくと涙がこぼれていました。
    斉藤の話では吉村に直接関係ないのですが試衛館で土方や沖田、永倉や原田たちが居候をしてる時期の話が少し出てきて、その頃が好きなわたしにとってすごく楽しめました。
    吉村の一途な家族愛が切ない。きっと子供のいるお父さんたちなら、わたしよりももっと吉村に感情移入したり気持ちを汲み取ることができるのだろうなあ。下巻を読むのがたのしみです。

  • たくさんの人に読んで欲しいと思いました。

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壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)の作品紹介

小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。"人斬り貫一"と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。浅田文学の金字塔。

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