- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167652012
感想・レビュー・書評
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実は随分前に友人から借りて、いよいよ返さなければと思い読み出した一冊。乃南さんの本を読むのは初めてだったが、非常にスリリングで面白かった。
連続殺人犯とそれを追う警部、花屋を点々とする謎の女とそれを追う男。正直、連続殺人の犯人はすぐに分かったが、複雑な人間関係が段々と紐解かれていく展開に夢中になれた。最後のシーンはかなりの衝撃だ。こんなに面白いなら、友人から借りた時点ですぐに読めば良かったと後悔。
また、一人面白い作家さんに触れる事ができたので、別の作品も読んでみたい。貸してくれた友人に感謝。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.11.01.読了
なかなかの作品。
読み手の想像を掻き立てる内容でもしや?を何度も裏切られた。
クライマックスにえーっ!となってからは、もう一気読み!
古い作品と思われるが全く気にならずに楽しめた -
Rさまオススメ本
久々の警察も絡んだミステリー。
やはりこういう作品が好きだ。
と思ったのもつかの間、途中である男の名前が呼ばれたときに、
予想が一気に覆されました。
一連の連続殺人事件のほうは、おおよその予想通りだったのに、
もうひとつ出てくる幼い頃からのお話が渋沢?
いや違った、など、なかなかつかめなかった。
そしてようやく解決したと思ったのにあのラスト。
怖かった~。
ほんとに読みごたえ十分な作品でした。 -
乃南アサの『紫欄の花嫁』を読んだ。
面白かったね~前回読んだ「凍える牙」より好きだな。
小説ならではのミステリーで、推理しようとする読者を弄ぶように話が展開される。もう、頭の中が謎でぐるぐるになってしまう(笑) あっという間に読破してしまったよ(^^)/ -
突如、ウエディングドレスの試着室から消えた花嫁。ここからストーリーは展開していく。次々に起こる女性連続殺人事件。園芸愛好家垂涎の蘭の花の数々。これが、ストーリーとどう関係してくるのか。
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誰かに追われる女と、事件を捜査する警察官の視点に、思わせぶりな犯罪者の独白が絡み合っていて、単純ではないけれどサクサク読めた。
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久しぶりにこの方の小説を読んだ。
自分の昔の感性とは変わったのかもしれない。
なんだか深みがなく、強引さを感じさせられた。
半分読んでも淡々とした感じで、少々退屈になってしまった。
そのためか、読み終えても残念ながら大した余韻は残らなかった。 -
ラブホテルで起きる連続殺人を追う警察官僚の視点と、なにかから逃げ回っている女性の視点の両方から描かれる。そこに殺人犯の回想が挟まるのだが、いつの間にかもうひとりの殺人者らしき人物の回想が増えている。女性はなにから逃げているのか、連続殺人事件の真相は?が読みどころ。