- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167652043
感想・レビュー・書評
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からだにまつわる短編。
『臍』と、『顎』が良かった。
顎はなんとなく予想出来たけど素直に感動した。
こういう人間味のあるホラーは乃南さんが一番です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
体にまつわるこわい話。
短編集なので、すぐ読めました。 -
人が狂うというものは
唐突に繰るもの。
その度合いが激しいのは血に魅力を
感じるようになってしまった男の「血流」が
印象的でしょう。
それはある意味私の「耳」の
それに近いものがあるかもしれません。
侵略する感覚とでも言うのでしょうかね…
一番身につまされたのは
「尻」です。
彼女が陥った状態、気持ち分かります。
やせれば綺麗、というものではないのに…
そしてどうして女という生き物は異様に
群れたがるのやら…
不思議な世界に浸れる作品でした。 -
最後の「顎」が、なかなかに切なく悲しいけれど、ようやっと「不幸せな環境を呪う自分」から脱却できつつあったところがさらに切なさを増すんだけど、かすかな希望というかなんというか、ほんのすこし暖かいものが残った。
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整形していく親子、拒食症の女の子、強くなっていく男の子の話が特に面白かったです。