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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
パンクとかロックとか無頼派とか色々言われているけど、単純に面白い。笑える小説。
まともな人が一人も出てこないのに、読み進めるうちにすっかり自分もその世界の住人になった気持ちになっちゃう。
くっすん大黒は町田康デビューの作品になった。
大黒は「大黒さま」の大黒だから音読みが正しいんやろけど、心のなかで声に出すとどうしても訓読みで読んでしまう。
固いイメージのある漢字の、選択ができるって意味でやわらかいところ。
97年野間文芸新人賞。町田さんは元々パンクロッカーで、俳優もやっている人らしい。酒を飲みながらグチを言っているような、独特な文体とテンポ、勢い。川上未映子さんの「乳と卵」のよう(標準語だけど)。
主人公が変なのかと思ったら、他の人物たちがさらに変で、主人公は案外まともだった。大黒様の置物や変なおばはんたちに対するツッコミが面白く、とにかく笑った。
「先前からむかついているのは、この大黒様、いや、こんなやつに、様、などつける必要はない、大黒で十分である、大黒のせいなのである」
シュールで、くだらない。強烈な個性。
笑える様な、泣ける様な。
主人公は、真面目だからこそ、狂うのか。
明日は我が身。
「個性とは肉体であり行動であり、性格とかそういうことではない」って言ってた人がいたけど、似たようなことは文学にも言えると思う。「文学とは文体」。テロルとか、こましたおすとか、ガタロとか。町田康の書いたものって、ぱっと見てすぐ町田康だなって分かる。個性とか自分らしさとか、ここまで突き抜けて初めて使えるものでしょ。使っていいものでしょ。
「くっすん大黒」と「河原のアパラ」の2作品が掲載されている。
どちらの作品も関連はないのだが、どうしようもない貧乏人が主人公で、またどうしようもない名パートナーがいる。
結構深刻な問題を抱えていてもバカバカしい妙な言動でスルスル困難をすり抜けていく。
とにかくパートナーとの掛け合いが笑える。
結末もなんのこっちゃよくわからない。
亀が爆発したり、豆屋になるって言ってみたり。
シュールで面白いが、この作品に深いものが隠されているとしたら読み取れなかった。
ストレス発散にもなる読書!
いや~笑った、笑った。
小説読んで声出しながら笑ったのは久しぶり。
静かに読むだけが、読書じゃないの。
面白かったら、ケラケラケタケタ笑うわけ。
にしても、町田康っていつもこの感じの語り口なのかしら?
「くっすん大黒」も「河原のアペラ」も両方かなり笑えて面白かったけど、語り口はだいぶ似ているから、いくつも読んだら飽きてしまいそう。
もちろんそこでこそ、内容との兼ね合いが重要になるのでしょうが。
初めて町田康を読みましたが、なかなかです。
野坂昭如の『エロ事師たち』をもっと軽くしたような読後感。
独特。
解説によれば太宰治とかの影響を受けてるらしいです。
言われてみれば…かも。
読みやすかったけど、よくわからなかった、というのが正直な感想です。
単純な疑問。
賞を取る作家さんの作品て、主人公がわりと堕落した男性が多い気がするのは私だけ?
なんか文章がヌルヌルしている感じ。でも、そのくせのある文章に、ついついひきこまれていってしまう。
セリフの流れがイイ、とゆうか、自然とゆうか。。。
とりあえず、特にどーでもいい会話の流れ具合がイイ。
解説で町田康を太宰治や梶井基次郎と比較してるのは
ちょっと持ち上げすぎじゃないかと思うけど
確かに、ユーモアの感覚は、太宰と似ているかもしれない。
いしいしんじはこの人に影響を受けてるなぁ、とひしひしと感じた
何度読んでも面白い。文章のテンポがたまらない。細部に集中してしまい、話の全体像を見失いかけるが、読み終わった後にしっかり残るものがある。「河原のアパラ」も好き。
少し時間がかかってしまったけれど、町田康当然レロレロ楽しく読めた。
町田康の文章はなんだかレロレロしている。眠くなるときもある。謎めいてもいる。だんだん、万年床で康さんと懇ろになっているようなそんな気持ちで読み進む。
まるでミステリかのように、謎が散りばめられていて、主人公たちの道中で次第にそれが紐解かれていくのかと思いきやそんなことはなく、レロレロと事態は二転三転反転横転…していくのである。
主人公たちは、本人なりにはよく考えてもいるし、一丁前に危機回避センサーもついているくせに、今ひとつ軸のぶれた人間なので、
気付くと「事態にのまれている」…
その感じがまるで人生という迷宮そのもの。
でも初めて読んだ「告白」が素晴らしすぎたので、こちらは星3で恐縮ですー
ちなみに表題作の「くっすん大黒」よりも同時収録の「河原のアパラ」という作品が気に入りました。
さくさく読めて楽しい。
この人は何でわざと売れなそーなタイトルをつけるんだろうかw
タイトル変えるだけでバカ売れすると思うんだが、これがパンク魂なのか?
面白いなぁ。きれぎれにはかなわないけどこれもいい!くせになるリズム感。でも読み終わったら内容が思い出せないんだな
『くっすん大黒』の「くっすん」は主人公の楠木のことで「大黒」は大黒様。自立できずににやにや笑っている大黒様は、まさに楠木のことを象徴している。「今日こそ大黒を捨てる」というのは=堕落した自分を捨てるということなのだろう。しかし結局大黒を捨てることはなく、どうにか自立させる。その後、なげやりながらも古着屋や上田京一なる人物の取材など仕事をして金を手に入れることから、大黒と同じよう一時的には自立を達成したということなのだろうか。物語の序盤では大黒様を捨てることについてが主に描かれているが、中盤あたりから物語終盤までその話題に触れなくなるため、「あれ?大黒はどうなったの?」と困惑した。

表題作は町田康のデビュー作。
『河原のアパラ』も同年に同雑誌に掲載された短編。
どちらもむさ苦しい野郎二人によるエンドレス危機。
これが三浦しをんの「野郎二人」だと、始まりが始まったり癒...





