ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年 (文春文庫)

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著者 : 奥野修司
  • 文藝春秋 (2002年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167656416

ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 映画の原案にもなったノンフィクション。
    取り違えられた子供とその家族の苦悩が描かれる。
    最も心を通わせるはずの親と子がそれを断たれ、再生しようともがく姿は切ない。
    ノンフィクションを読んで泣きそうになったのは、これが初めて。

  • 40年前の沖縄での嬰児取り違え事件をその後25年に渡って追いかけたノンフィクション。自分は親でもあるのでこの本を取り違えられた親子両方の視点で読んだ。血の濃さはは情を超えるけども、情の濃さは血の繋がりすらも凌駕する。一見パラドックスのようだけども、結局どこまで親が愛情を注いだかの一点に尽きるのだなというのが大まかな感想。両家の両親の姿があまりにも対称的なために、どちらの子も片方の母親を慕うといったくっきりとした実験結果のような結論になったのが皮肉だなと思う。実際自分の子が取り違えられていたら、と想像するとその葛藤は想像するに余る。久々に素晴らしいノンフィクションを読んだ。取材者の姿勢に脱帽。

  • なんとも数奇な運命に見舞われた二家族、筆舌に尽くし難い苦労があったことでしょう。正解が無いだけに赤の他人が意見することは憚られますが、病院の対応だけは憤りを覚えます。二度と繰り返されることが無いよう願うばかりです。

  • 平成29年9月10日読了

  • 「取り違え」という問題プラス 夏子という親らしくない母親が、このただでさえ大変な子供の問題にまったく向き合わなかったことがあり、そんな簡単にはいかない

    それにしても親族やらは簡単に「交換しろ」とか言わないでほしいし 病院も弁護士もあまり気持ちに寄り添ってくれなかったことが智子と 2人の子供達に影響があったのだと思う

    照光は頑張っていたと思う 本来母親が娘に対して優しく接するべきなのに

    養子にして育てるという選択肢はないのかな

  • もっと早く読めたんだけど読み終わってしまうのが惜しくって
    城間家は複雑すぎ夏子も照光も親より♂♀が強かっったのかな…
    美津子ちゃんも真知子ちゃんも親から離れてからの人生のほうがずーと長いからこれからやでーこれからやー
    まだまだ色々あるからー

  • こちらはノンフィクションで、映画よりも凄絶だった。初めて実の娘に会った時の「似ている!」という衝撃、ふたりの娘達の育ての親への強烈な執着。

    やがて親としての資質の違いも明らかになっていく。
    「子どもは親を選べない」というけれど、この場合は完全に子どもが親を二択で選んでいる。親同士の子どもの取り合い、そして子ども同士のライバル意識もすごい。

  • そして父になる、の参考資料としてテロップが出ていたので読んでみました。
    こちらの方が深刻な感じでした。
    親の家庭環境と取り違えられた子どもの育て方、関わり方、複雑に絡み合ってます。
    取り違えようとそうでなかろうと親子の絆は愛情で左右される、というようなことを解説等でも書かれていましたが、その通りだと思いました。

    仮名にしてるけど、詳しく書かれてるから調べたら本人たちがわかるのではないか、と不安な気持ちではありますが、
    これを最後まで読んだなら本人たちを知っても傷つけようとは思わない、と信じたいです。

  • テーマが重くて読んでて辛かったが、間違いなく珠玉のノンフィクション。
    赤ちゃん取り違えから6年経っての交換、分かれる明暗、それぞれの家族模様、、、
    残酷な運命を受け入れそれぞれに必死に生きようとしたり、はたまた運命に耐え切れず自堕落になっていく関係者達の姿に読んでて釘付けになった。
    終章で2人の成長した姿が見られて少しは救われた気分。
    普通に親に育てられ、自分も普通に子育てできることは幸せなんだと気づかされる。

  • 照光切ない

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