病いの人間史: 明治・大正・昭和 (文春文庫 た 52-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167656485

作品紹介・あらすじ

樋口一葉、正岡子規、竹久夢二、乃木希典、斎藤茂吉…。近代日本を彩った著名な人物も、痛みに怯え病いに苦しんだひとりの生活者であった。10人の体質や病歴、そして死病に焦点をあて、暮らし向きや当時の医療事情に触れつつ、忘れられた"痛み"を追体験する。意外な事実・写真も満載、歴史の足音を聴く名著。

感想・レビュー・書評

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  • 宮沢賢治の項目が非常に興味深い。
    躁鬱で、キノコ中毒で、シスコンで、狂信家。
    社会生活を営む上でこれ以上致命的な設定ってあるのでしょうか。

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著者プロフィール

1927-2017。東京生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業。1966-97年、北里大学教授。後に同大学名誉教授。主に文化史、生活史の視座から病気、医療、死を考察した。1980年『死の風景』でサントリー学芸賞受賞。著書:『日本人の病歴』、『病いと人間の文化史』、『明治医事往来』、『いのちの文化史』、『生と死の現在』、『養生訓に学ぶ』、『生死のあわい』他多数。

「2018年 『日本人の死生観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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