不肖・宮嶋 史上最低の作戦 (文春文庫PLUS 10-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167660147

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  • ノルマンディー上陸、北朝鮮潜入、モザンビークPKO突撃!、CIA秘密訓練センター潜入など、日本はおろか世界をまたに駆けて活躍する不肖・宮嶋の獅子奮迅の記録です。

    この本を最初に読んだのは大学時代のころの話です。われらが負傷・宮嶋こと宮嶋茂樹カメラマンが日本国内はおろか、世界中の危険地帯を駆け巡ってつづった、壮絶な体験ルポです。国内ルポで彼は自衛隊に従軍し、雪上行軍からレンジャー訓練、地獄の八甲田山も体験。はては、富士山麓のオウム村まで。本当にむちゃくちゃなことを敢行しております。

    特に自衛隊の訓練体験の従軍ルポがすさまじくて、硫黄島で夜を明かしたり幹部自衛官のレンジャー訓練に同行して三日三晩不眠不休で山の中を歩くなど、僕たちには想像もつかないことをやっています。僕が読んでいて一番面白かったのは幹部自衛官との街中を行軍訓練をしていて、街中で休憩していたときに一組のカップルがラブホテルに入っていこうとする時に疲労困憊していた宮嶋茂樹が思わず彼らに銃口を向けようとしたのを隣にいた幹部自衛官が 彼の銃に手を置いて首を振り、
    「宮嶋さん。私たちがこうして体を張っているからこそ、彼らはああいうところでいいことができるんだよ」
    と諭していたときのことがとても印象的でした。

    こういうときだからこそ、あえて読んでほしい一冊です。

  • <>自衛隊のレンジャー訓練に潜入というのが読みたくて購入。本の半分くらいが自衛隊関連で満足のいく一冊だった。かなり軍オタぽい文体なので、とっつきにくいかもしれないけど、けっこう笑える。他の著作も読もう!

  • 4-16-766014-8 233p 2001.4.10 1刷

  •  不肖宮嶋氏の初期の作品集。オムニバス的に多くのネタを集めた編集。この1つ1つをよりこってりと読みたい。
     とにかくほんとにやってる、行ってるところがすごい。体験したくてもできないことばかりなので貴重な文献。

  • 不肖・宮嶋について知りたて読書。

    3冊目の不肖シリーズ。本書が最も面白く読ませてもらえた。興味があるテーマが多かったからだと思われる。

    北朝鮮。硫黄島。オウム。

    特に硫黄島の話はもっと日本人は関心をよせるべきだと思っている1つなので、不肖・宮嶋の魂を感じることができた。硫黄島の読み方をしっかりと伝えることも大切。「いおうとう」であり、「いおうじま」ではない。

    今後、文章の書き方においても影響されそうだ。下品だけど、なぜかひきつける魅力がある。そんな文章を書けるようになりたい。

    読書時間:約1時間45分

  • よーやるやっちゃ!不肖・宮嶋

  • ブックオフで買いましたが面白い。新品で買ってもよかったと思います。

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