あのころ、私たちはおとなだった (文春文庫 タ 9-5)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661397

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  • H.25.08.01
    53歳のレベッカが人生これで良かったのか悩むお話。まぁ、人生についていろいろ考えさせられた。でも完璧な人生なんてものはないからね。あーだこーだ文句言うより今置かれてる環境を受け止めることも大切なんじゃないかなって。大家族はちょっと憧れるね、大変そうだけど!

  • 平安寿子の解説の視点は新鮮。真剣に悩もうとするとスラップスティックになって、深刻になる前に日常に引き戻すとかなんとか。この小説は悪くないけど、いまひとつピンと来ないのは、結婚後に昔の恋人に会うというシチュエーションはさすがに想像がつかないからか。しかしレベッカのとった行動はすごくよく分かるけど、ウィルがかわいそう。アン・タイラーを読んだいつもの感想。「分かるけど、嫌だ」。このリアルにやられて、感情移入して、目頭が。他の作品に比べて主人公や登場人物が人生に対して辛口な印象を持った。台詞にも地の文にも直接的な言葉が多くて面白い。男は結婚してだんだん妻がいることの良さに気づいていくが、女は逆、とか。2007.1.3

  • そんなに厚い本ではなかったはずだが、思いのほか読了までに時間がかかった。つまらない、まではいかないものの、あんまりおもしろくなかったのだ。が、残りあと少し…となってきたあたり(実際にベックがウィルとの再会を果たすあたり)から、おもしろくなってきた。読後感はまずまず。まー、単純に、登場人物の名前が覚えにくいというか、感情移入しにくいような名前なんだな、これが。それもこの物語の仕掛けの一部だとは思うのだが。別に普通の名前(というか、実は名前自体は普通なんだけど、変なニックネームをつける家族なんだよね、ダヴィッチ家は)でもよかったのでは…。が、ポピーだけは別!ポピーのキャラクターは秀逸だし、本当にポピーというニックネーム以外ない、というかんじ。歳か。自分の年を振り返るってのは、どんな気持ちがするんだろうね。 (2003 Nov)

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