クリスマス・プレゼント (文春文庫 テ 11-8)

  • 文藝春秋
3.59
  • (85)
  • (174)
  • (197)
  • (28)
  • (12)
本棚登録 : 1527
感想 : 184
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661878

作品紹介・あらすじ

スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析医の野望など、ディーヴァー度が凝縮されたミステリ16作品。リンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマス・プレゼント」は書き下ろし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 近頃海外の翻訳ものにはまりつつあるなかでみつけた、読む季節に
    今がぴったりなミステリーの短編集。はじめましての作家さんです。

    タイトルの「クリスマス・プレゼント」は、短編集のなかの一編で
    元々は長編でシリーズ化されているミステリの書き下ろし版でした。
    この場のこんな形でリンカーン・ライムなる名探偵(?)にも初めて
    お目にかかれて嬉しい♪ライムさんの存在がとても気になりだしてます。
    シリーズ読んでみようかな...。

    著書の原作名は「TWISTED」というらしく、これには捻じれた...よじれた...
    のほか、ひっくり返す、どんでん返しの意味も含まれているのでしょう
    数十頁たらずのミステリの中でのどんでん返しが16編続きます。

    よかったと思ったのは
    ・ジョナサンがいない  
    ・ビューティフル
    ・三角関係  
    ・釣り日和  
    ・ノクターン
    ・宛名のないカード
    ・クリスマス・プレゼント
    ・パインクリークの未亡人

  • ミステリー短編集。
    ミステリーは好きだがやっぱ海外の著者さんだと風景がイメージしづらく、、読むの大変でした、、

    個人的には最後のひざまずく兵士がシンプルだけどとても面白かった。

  • 短編集。
    結末が面白い。
    訳者が違うせいか読みやすいものと読みづらいものがありましたが。
    どんな結末が待っているのかを楽しみに読みました。

  • 僅か30-40ページだが、かなり中身の濃い短編が盛りだくさん。テイストもそれぞれ異なり楽しめる。短編が好きになってきた。

  • マレーシアに出張になったので、待ち時間や飛行機の中での時間を持て余すだろうと思って、前からちょっと気になっていたけど分厚いので買うのを躊躇していたこの本をちょうど良い機会と思って購入。
    しかし、今度の出張、結構時間がタイトで、行きの飛行機の中では疲れていてあまり本読む気になれず、帰りは夜行便で終始寝ていて、結局ほとんど読めず。
    と言うか、少しずつ読んではいるのだけど、短編を次々に読んでいこうという気になれず。
    「どんでん返し16連発」という帯なのだけど、そこへのテクニックだけ目立って、底意に温かみというものが感じられずに、ちょっと肌に合わない。
    それでも我慢して読んでいたけど、8つ目を読んだところで、もう読む気力失せた。。。

  • J,ディーヴァ得意の「大どんでん返し」が、次々と押し寄せる。しかも必ずしも「勧善懲悪」ではなく、あと味の異なるものばかり。

    前書きで「作者は読者に責任を負っている」と言い、長編では期待される結果を裏切らないように作ったという。
    それが短編では、あと味が妙などんでん返しの結末を意識して取り入れている。
    そこが、なんとも楽しそう。

    短編って「イイね」ってこと……。

  • 「ビューティフル」と「三角関係」に騙されました。この2作品がお気に入り。

  • 一篇、一篇、味わい深い短編集です。短いながらも、よく考えられた短編で、面白いですし、怖い話ばかりです。まさかそんなことが…と思われるようなどんでん返し、実に面白かったですミ(`w´彡)

  • 完成度の高い短編集。
    おなじみのリンカーン・ライム御一行が登場する話しもあり、読み応えのある作品。

    しかし、私は最初のまえがきの中での作者の言葉に何より感銘を受けました。

  • 初めて読んだ作者だったけどとても楽しめた。短い短編なのにしっかりしたオチにつながってて、とてもいい時間だった。ぜひ長編の作品も読んでみたいな。

全184件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

ジェフリー・ディーヴァーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×