新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

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著者 : 司馬遼太郎
  • 文藝春秋 (2003年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167663063

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新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 心ではなく、頭がおもしろがって読んだ。

  • 2015年、大河ドラマ「花燃ゆ」が始まった時に、関連図書で平積みなっていたので買ったまま、2年間積読。そういえば、花燃ゆも見なかったな。
    積読本整理で手にしてみたら、司馬遼太郎の世界に引き込まれました。
    1巻は吉田松陰中心。歴史上で有名な人ですが、知っているようで知らないものだと思いながら読みました。
    萩にも行ってみたくなりました。

  • p.264
    松陰はそれらしい。
    なにごとも原理にもどり、原理のなかで考えを純粋にしきってから出てくるというのが思考の癖であり、それがかれを風変わりにし、かれを思考者から行動者へ大小の飛躍をつねにさせてしまうもとになっているらしい。

  • カンボジアの吉田松陰を作る

  • 司馬遼太郎の本を初めて読みました。
    近代日本史に興味を持たせてくれた作品です。

  • 吉田松陰の革命家としての芽が出るまでの話が中心。

    まだこの刊ではこのシリーズの本当の面白さは味わえない。

  • 吉田松陰!
    花燃ゆで歴史を知ってから読むと、より心情とか背景が掴みやすく心に残る。
    なんとまっすぐな生き方なのか。あれほどの人はいないのだろう。だから現在まで語り継がれ歴史に名を残しているのか。

  • このくだりが面白すぎた。

    松陰という若者は、婦人というものにはまだ詳しく通じていない。
    「おりつどの」
    と丁寧にいった。
    娼妓に対するような態度では無い。
    それにおかしのはこの娼妓はおりつではない。
    「わたしはおりつではありません。
    おはまと申します。きっと国元におりつさまといういい方がまってらっしゃるのですね。」
    「それは違います。
    いつもこうなるのです。婦人にはおりつどのと呼びます。わたしの好きな名前です。」

    松陰は狂が好きであった。
    人間の価値の基準を狂であるか否かにおく癖があった。

    人間には精気がある。
    その量は決まっている。
    松陰によればこの精気は抑圧すべきである。
    やがて溢出する力が増し、ついに人間は狂に至る。
    松陰はこの狂を愛した。
    自分は本来愚鈍である。
    しかしながら非常の人になりたい。
    このため欲望を抑えるのである。

  • 松蔭とはこういう人だったのかということが分かる。人の善なる部分しか見ないところには好感する。それいしても人を信じすぎる。

  • 「長州の人間のことを書きたいと思う」

    有名な書き出しからはじまる大河小説の第1巻。主人公は長州藩の若き思想家、吉田松陰。作者によると、彼が松下村塾を開いたことが長州藩にとっての大きなターニングポイントだったとのこと。確かに松下村塾卒業生の顔ぶれは豪華。高杉晋作に久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋などなど。彼らが長州藩を代表し、明治維新に多大な貢献をしたことは間違いない。が、本小説では教育者としての松陰の存在感は薄い。

    吉田松陰は師として人に教え、人を動かす才能よりも、人に影響され、自分が動かされる人間だった。そんな「師」らしからぬ松陰の態度が結果的に、松下村塾で自由な風土を産み、多くの志士たちを排出した。

    と、作者は語る。しかし、描かれている吉田松陰は頭脳明晰だが、お坊ちゃん的な世間知らずで、純粋すぎる過激思想が目立つ。友人と旅行したいだけで脱藩したり、ペリーの黒船に小舟で乗りこもうとしたり、自ら進んで牢獄に入ったりと。偶然、多くの弟子が歴史に名を残したから良かったものの、そうじゃなければ奇人変人で終わっていた。

    たいした人物には思えなかったんだけど、司馬遼太郎ファンだと、この小説で吉田松陰を尊敬できるのか?

  • 吉田松陰のまっすぐさに共感。ここまで自分の意志を貫ける人物は、幕末だからこそ生まれたのだろうと思う。

  • 新年は司馬遼太郎で始めたいと思い読み始める。吉田松陰の話し。まず、純粋であること、超前向き思考であること、優しいこと、信じやすくお人好しであること、穏やかであること、第1巻でそこまでわかる。ただ、この人物に漂う匂いは奇人。世に名を成す人はイカれていなければならないと思っているが、松陰から香る狂気の匂いに引き付けられてあっという間に読んでしまった。なぜだかこの前の電気グルーヴのドキュメンタリーを思い出した。次の巻では、いよいよ高杉晋作が登場する。楽しみ。

  • 幕末は好きだったけど案外知らなかった吉田松陰と高杉晋作。
    読み終わって印象に残ったのは…
    吉田松陰の純粋さ。
    高杉晋作の出番までのもどかしさ。
    かな。

    あと、幕末といえば長州藩ってよく聞くけど、実際何が起きてたのか分かってなかったけど本作を読んだら大変なことになってたことがよく分かった。
    次は薩摩絡みの本が読みたいな〜。

  • 吉田松陰の行き方が無茶苦茶カッコよく、もっと全力で生きようと思いました。

  • 松陰、走る。とにかく走る。走って走って、そして奇跡とも思える出会いの数々。松陰というと伝記的には「学問」のイメージばかりが強いが、この頃はどちらかというと「冒険者」のイメージ。おそらくその目には日本の将来しか映っていなかったのだろう。まるで竜馬を彷彿させる。

  • この時代の日本人の考え方と現代の日本人の考え方の違いが感じられておもしろかった 松陰の生い立ちから、人はどのように思想を形成していくのか、わかったような気がする

  • 「志操と思想をいよいよ研ぎ、いよいよするどくしたい。その志と思いをもって一世に跨らんとしている。それが成功するせぬは、もとより問うところではない。それによって世から謗られようとほめられようと、自分に関することではない。自分は志をもつ。志士の貴ぶところはなんであろう、心をたかく清らかに聳えさせてみずから成すことではないか」

  • 中途半端に読んでいたので、再読した。
    松陰の考え方で理想を追い求めるところは、良い悪いは別にして参考にしたいと思う。思想家とは、あらゆる理想がある中で、自己実現に対する理想が最も強いのではないかと思う。

  • 評価は最終巻にて

    最初なのでまだ狂ってる感じはあまり無いです
    むしろ田舎の純朴少年と言いたくなる松陰(笑)
    説明が多いけど飽きる事無く読めます

  • 吉田松陰先生のまだ、駆け出しの頃の物語。

    最初とあって説明やらが多い。でも、ここを読まないと後が分からないから少し我慢。

    にしても松陰先生は、やることがクレイジー(笑)本文中にも"過激"と何度か書かれているがまさに、その通り。
    なのに真面目で人が良いから、面白い。

    本文中にも松陰先生の起こした行動が面白くて、思わずゲラゲラ笑ってしまう場面もあった。

    1巻はペリーが再び日本にやってきた所で終わっているが、はてさてこの先はどうなるやら。
    続きを読むとしようではないか。

  • 出張の移動時間を使って読んじゃいました。

  • 幕末、優秀な長州藩士を多数輩出したことで知られる松下村塾。
    その塾長吉田松陰の幼少期から青年期について書かれている。

    漠然と松陰は賢くてお堅い人物だという印象を抱いていたが、意外とそうでもないことを知る。
    どこか抜けていたり、愛嬌があったりと憎めない。
    松陰の見方が変わった第1巻であった。

    2015.05.19読了

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新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)の作品紹介

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

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