新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-105)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167663063

感想・レビュー・書評

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  • 旅行で初めて松下村塾に行くことになったので
    行きながら帰りながら4冊読みました。再読。
    吉田松陰と高杉晋作の物語。
    個人的には高杉晋作が好きなので、挙兵から
    「面白き事もなき世を面白くすみなすものは心なりけり」
    までをもう少し丁寧に描いてほしかったなあ。
    なので★は3つまで。。。

  • 1-4巻まで読了。
    時代背景はよくわかったけど、肝心の主人公たちがそこまで魅力的でなかったような…
    吉田松陰と高杉晋作に期待しすぎたかも。
    竜馬がゆくのような波瀾万丈ドラマというより、その時代の詳細な解説のような感じ

  • 第1巻は当時の長州藩の雰囲気や松蔭の性格の紹介といった程度でしたが、脱藩の経緯はかなり驚くべきものなので良くも悪くも大人物の片鱗が窺えました。
    時代も物語も動き出すであろう第2巻に期待。

  • 吉田松陰とその弟子である高杉晋作を描いた長編小説で、文庫版は全4巻。その第1巻である本書は、吉田松陰の幼少時代から二度のペリー来航までを描く。吉田松陰を情熱的で理想主義的な青年として描いていて、青春小説としても読める内容になっており、とても興味深い。続きが楽しみである。

  • 幕末に活躍する長州藩の志士、高杉晋作や桂小五郎が学んだ「松下村塾」を営んでいた吉田松陰の物語。この人については、小学生の頃静岡県の下田に行った際、この人の史跡がある神社(だったと思う)に行き、名前を憶えていてどのような生き方をした人なのかなという興味を持ったため。今回読んでみて、「思慮深い人に見えて、行動原理は稚拙な考えを持つ実は子供っぽいという人」という印象を持った。松陰の人柄よりも、長州藩の色々な所(考え方や伝統)が詳しく書かれていて、なるほどなあと思った。引き続き、作品の続きを読んでいきたいと思う。

  • 心ではなく、頭がおもしろがって読んだ。

  • 新年は司馬遼太郎で始めたいと思い読み始める。吉田松陰の話し。まず、純粋であること、超前向き思考であること、優しいこと、信じやすくお人好しであること、穏やかであること、第1巻でそこまでわかる。ただ、この人物に漂う匂いは奇人。世に名を成す人はイカれていなければならないと思っているが、松陰から香る狂気の匂いに引き付けられてあっという間に読んでしまった。なぜだかこの前の電気グルーヴのドキュメンタリーを思い出した。次の巻では、いよいよ高杉晋作が登場する。楽しみ。

  • 吉田松陰先生のまだ、駆け出しの頃の物語。

    最初とあって説明やらが多い。でも、ここを読まないと後が分からないから少し我慢。

    にしても松陰先生は、やることがクレイジー(笑)本文中にも"過激"と何度か書かれているがまさに、その通り。
    なのに真面目で人が良いから、面白い。

    本文中にも松陰先生の起こした行動が面白くて、思わずゲラゲラ笑ってしまう場面もあった。

    1巻はペリーが再び日本にやってきた所で終わっているが、はてさてこの先はどうなるやら。
    続きを読むとしようではないか。

  • 何かと脱線が多い。延々と進まず、やっと一巻をよんだ。しかし、二巻も期待。

  • 吉田松陰の貪欲さは勉強になる。学ぼうとする、知りたいという欲求の塊。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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